もう10年以上前、近畿圏の学校給食に食材を販売してました。

当時はまだ中国がここまで経済的に成長していなく、中国産=安いの図式は今以上にあり、また中国産=危険の認識もあって

大切な未来の子供を預かる学校給食では中国産NGが結構ありました。

 

 そんな中、当時ブームだった「骨なし魚」だけは中国産がOK、という事で「骨なし魚」を探して来る様に給食会のお偉いさんから依頼。

当時のブーム火付け役となった〇冷さんというスーパーと早速交渉に入りました。

 

僕  「骨なし魚の依頼が給食会よりあり、サンプルを手配して貰って大丈夫?ところで骨なし魚って主にサバだよね?」

 

営業 「そうです、サバの骨を一本一本手で取ってます。」

 

僕  「へ~、大変な作業ですね。ちなみに骨の取り漏れとか有ってクレームとかになると困るんだけど、大丈夫?」

 

営業 「大丈夫です、魚の切り身にブラックライトを当てると骨の部分だけ光るのでそれをピンセットで取り除いてるので取り漏れは無いと思いま      す、ただ骨を取ってくれてる工員さんは3年位で失明してしましますけどねwww」

 

僕  「しっ、失明ですか!やばいじゃないですか??」

 

営業 「かわいそうですねwww、まぁでも他の人より給与は高いのでwww」

 

との会話が有りました。

因みに骨なし魚が中国産で大丈夫なのは失明するくらいの作業を日本ではやる人がいないのでしょうがなく中国産でも大丈夫としたとかなんとか。。。

 

中国の女工さんを失明させてまで作業させて日本の子供に骨が引っかからない様な加工をするって怖い業界だと思い、さらに食品業界が面白くなってしまいました。