日曜日に、弟くん(小学2年)と映画「天気の子」を観ました。
公開してすぐなので、客席はほぼ満席。
前作が「君の名は」の新海誠作品だけに、期待して観たのですが…
本作も最高でした!
映画の感想を弟くんに、
「映画、楽しかったね。どこが良かった?」
と聞くと、
「パパ。僕はね、面白いじゃなくて、感動したよ。主人公が、最後のほうで走っているところで、泣きそうになった」
と、予想を超えたオトナの感想。
いつまでも、子ども扱いはダメだと、反省しました。
CMにもなっているカップヌードルを食べる場面など、子どもに聞かれて困るなと感じるところもありますが、それもまたリアルです。
新海監督は、本作を描くにあたり、
「2020オリンピック前の東京を描いておきたかった」
と、語っています。
新海フィルターを通して見る東京は、リアルで写真よりも美しく、そして生活感があります。
そして、高校一年生の主人公を描くにあたっては、
「子どもの貧困と向き合わざるえなかった」
とも。
確かに、登場人物の子どもたちは「正義感」や「好奇心」、「希望」で行動を起こしません。
「お金が無い」から、「しかたなく」道を選んでいくという、スーパーリアルな物語。
エンターテイメント作品でありながら、
現代の日本の問題点からも目をそらさず、
大人も、子どもも楽しめる映画にした新海監督。流石です。
雨の多いこの夏にオススメです。