最終日なのでグレードアップし「公共プールへ行く」という約束を先週からしておった。
前の日に、彼らのママン(日本人)から「旦那(フランス人)がちょっと心配してるけど大丈夫ですよね?」というメールをもらい、ドキドキし始めた。でも、プールに入るのは実質、1時間位しかない&4歳児の方は、腕に浮かぶやつつける&監視員はいる、ってのを聞いて、それやったら安全面では、絶対に大丈夫やろと思い、承諾した。
しかし昨日は、フランスに来てから初めての、大・大ピンチを2度も味わった日になった。
昨日の朝10時過ぎ、私の家から子守の家までは1時間半くらいかかるのだが、無事到着。いつものように2人は待っていてくれた。
プールに行くのは、午前中か午後どっちがいい?と聞いたら午後は人が多くなるんで、午前中がいい、ということになった。
机の上には、ママンがプール代、パパが青いプールのカードを置いていて下さったので、それを財布にしまいこむ。この青いカードはなんやろ?と思ったのだが、ポイントとかつくやつかなーとあまり考えもせずに持って行くことにした(これがアダとなる)。
さあ、出かけようとしたが、上のお嬢はむっちゃ行きたいようだが、下の坊ちゃんが少し眠たいようで、30分くらい一悶着し、それでもアパルトマンから脱出することに成功した。(1回又、おうちに戻ったりしたが)
彼らも私も、水着をもう着ているというはりきりぶり。プールはパパによく連れて行ってもらうようなので、お嬢の方は場所を熟知している。行くまでの路上でも、車とかひやひやしたが、なんとかプールに着いた。
受付の外で、若者が何人か中に入ろうとしているが、屈強な黒人のスタッフが「まだ外でまっとってー」と阻止している。私が入ろうとするも「マダム、外に出とって」と言われたので、仕方なく待っていた。
そのスタッフが「カード持ってたら入ってもいいけど」と言ったような気がしたので、チラつかせてみたが、何も言われないので、外にいた。お嬢も「カード持っていたらOKって言ってるよ」と言うのだが・・・。
ちなみにお嬢と坊ちゃんは公立のフランスの学校&幼稚園に行ってるので、もちろんフランス語は現地の人と同じく話せるし、日本語も私と会話して普通に成り立つ、ほんまもんのバイリンガルである。「チケット買う時、あんたらで頼むわ」とお願いしといた。
何分か待つと、入ってもいいと言うので、入って受付に並んで順番を待つ。いざ、買う時になったら、プール代と青いカードを渡して「大人1枚、子ども2枚下さい」と言ってみたら、又もや筋肉モリモリの黒人の若いスタッフに思いっ切り
「は?」
と言われた。
「現金で払いたいんですけど」
そう、私が言うと、彼はものすごく困った様子で何か説明してくれる。んだがよくわからん。
何?この子たちのママンにプール代もらって、これで払えって言われてんけど・・・。青いカードは何かしらんけど、必要やから置いてあると思って持って来てんけど・・・。
「ねーなんて言ってるん?」 最後の頼み綱である、お嬢に聞いても、彼女は「もしかしたらプールに行かれないかもしれない」という絶望の中にいるので、私の方を見ようとせず、筋肉モリモリ氏の方を茫然と眺めているだけであった。
その間、1分くらいのやり取りであったが、私には1時間位の時間に感ぜられた。横を見ると列がむっちゃ長くなってる・・・。あー私のあかん過ぎるフランス語のせいで、この人々たちにも迷惑かけてるし、子ども達も楽しみにしてきたプールに行かれへん!
しかし筋肉モリモリ氏は、フランス語であったが繰り返し、私に説明を続けた。(普通ここで英語にスイッチされるのだが)一生懸命脳みそ回して聞いてみると、わかった!
青いカードには既に、料金がチャージされているので、なんでいまさら現金で払いたいん?それにここでは現金受付てへん。カードだけで後ろの受付の機械で通れるよ、って言ってるんやわ。
あーだから、さっき外にいた時、カード持ってる人は入ってもいいよって言っとったんやわ。
かくして、私たちは無事、プールに入ることが出来た!
水着に着替えると、荷物はロッカーにしまう。
ロッカーは無料なのだが、暗証番号を設定せねばならない。お嬢が「私やり方わかる!」とパパパと設定し、横の知らないフランス人マダムも、手伝って下さって、さあ、これでプールに行けますよ。
しかしこれがまた、後で泣くことになるのだった。
プールは屋内で温水なのだが、意外と寒く、30分もすると坊ちゃんの方が「もう帰る」と言い出した。それでも15分くらい、お嬢と彼のモチベーションを上げて遊んでみたが、唇が青くなってきたのを見て、すぐ出た。
シャワーを浴びて、さあ、ロッカーに行こうとなった時、お嬢が非常に残念な告白をした。
「暗証番号がわかんない」
番号を設定した後に、押した番号を後から聞いて覚えていたので、それを押すのだが違うようで開かない。そっから10分間ロッカーの前で困り続けた。
「ボクお腹すいた。もう帰りたい」という坊ちゃん。
「私も・・・」思わず本音が出た。
この非常事態を打破するには、フランス語で説明せねばならないのだが、出来るだろうか?お嬢に「お願いやからスタッフの人に説明して開けてもらって」と頼み込むが、「やだ」と却下。
水着のまま(ビキニ)受付に行くのも嫌なので、通りがかったスタッフの男性に、
「ムッシュー・・・ロッカーの番号忘れてしまって・・・」
と泣きつくと、彼は私を一瞥し、
「マダム、ボンジュー」
と言う。え・・・と見つめる私に、
「マダム、ボンジュー」彼は繰り返した。
さすが、フランスは挨拶の国。どんな時にでも、まず挨拶を忘れたらアカンらしい。
「ボンジュー、ムッシュー。すいません、むっちゃ困惑しておりまして・・・」
私は挨拶し直し、非礼を詫びて、状況を述べた。
彼はチョイチョイとなんかの番号を入れると、ロッカーはパタンと開いた。あああ良かった・・・。もう、ありがとうとかも言えずに、ごめんなさいごめんなさいと、そのムッシューに言い続けたら、彼は笑って又仕事に戻っていった。(一番アカン日本人やわ)
無事、プールから出て、3人で歩いてるとお嬢が
「私が悪かった!」と
謝るので少しせつない。
私がフランス語出来たらナンもこういう苦労はないはずだったのだ!
フランス語留学で来られた若い人たちは、最初にこういう苦労をし続けて、覚えていくという。正直言うと、2年間こういう事件って1回位しかない。だってスーパーだとフランス語話さずでも買えるし、カフェとかレストランでもちょっとだけ覚えておけば、一人でも大丈夫だから。
これまでの人生、恥さらしそのものだと思うのだが、異国の地で恥さらすのは、ナンとも怖かったので、うまいこと逃げてきたのだが、やっぱり逃げられんのかも・・・。
家に帰り、ご飯を作って食べ、ソファでテレビを見てたら知らず知らず10分寝てた。
ほんま、へっぽこヌヌやわ。
この3週間の中で、3回だけの子守であったが、子ども2人は色んな彼らの部分を私に見せてくれた。
可愛く子どもっぽかったり、繊細であったり、彼らなりの社交性だったり。
気づけば会わない日も、彼らの事をずっと考えていた。
子ども、私はいないし、これからも持たないだろうけど、後輩じゃなくて、人生の先輩やなー。
昨日は帰る時に、坊ちゃんがハグしてくれたよ。
話は変わり、話題のココナッツオイル買いました。
私は石鹸を手作りするのが好きで、ちょっとオイルマニアでもあります。
近所のBIOショップで340g10€ちょっとで売っていたので買ってみた。日本ではむっちゃ高いし。
食べるのよし・肌・髪に塗るのよし、痩せるらしいわ。
顔に塗るとあの「ココナッツサブレ」をほうふつとさせる匂いですが、めっちゃサラッサラです。まだ口にはしてないけど、酸化しないので揚げもんとかにも良いらしい。
一時帰国の時のおみやげに良いかもねー。











