森アーツセンターギャラリーの「アリス展」へ行ってきました。

 

 

ロンドンのV&A美術館で開催された「アリス展」が巡回してきているので、本家本元ならではの内容。

ルイス・キャロルの人となり、アリスの生まれた背景についても丁寧に説明されていました。

アリスのモデルになったアリス・リドゥルの写真も展示されていましたが、挿絵のようなブロンドのロン毛ではなく、ブルネットのおかっぱ姿でした。

 

アーティストたちがアリスにインスピレーションを受けて制作した作品の数々(上の画像は、金子國芳の作品)。

 

 

 

 

 

アリスにインスピレーションを受けて制作された、映画のセクションへ。

 

ディズニー、ティム・バートンほか映画の数々が紹介されています。

ティム・バートン監督の「アリス」の絵コンテは味があって、どれも素敵(特に、ヘレナ・ボナム・

カーターの演じた赤のクイーンの、ハート型のルージュがキュート)。

どれも撮影不可だったのが残念!

 

アリスは、草間彌生らアーティストにも大きな影響を与えてきました。

 

現代風にアレンジされた、ティーパーティー。

 

アリスは映画だけでなく演劇にも、

 

バレエにも。

英国ロイヤルバレエの「不思議の国のアリス」でも、アリスのマジカルワールドが遺憾なく発揮されていましたっけ。上は、ロイヤルバレエの衣装イメージです。

 

V.ロルフやヴィヴィアン・ウェストウッドらの、アリスにインスパイアされたファッションも多数展示されていました。好奇心いっぱいで、自立心と行動力旺盛なアリスは、今も人々を魅了し続けていることが伺えます。アリスと言えばブルーのドレスに白いエプロン、というイメージだけれど、今やこんなに先鋭的にw。

 

正直言って、ここまで奥が深い展示会とは思わなかった。「不思議の国アリス、「鏡の国のアリス」が生まれた背景から、映画、舞台、ファッションまで、現代に至るまで広がりを見せるアリス・ワールドが一望できて、とても興味深かったです。ちなみにショップも、紅茶から文房具、Tシャツ、フィギアに至るまで充実の品揃えでしたよん。