根津美術館に行ってきました。

春に、尾形光琳の「燕子花図屏風図」展をオンライン予約して楽しみにしていましたが、

緊急事態宣言で展覧会自体がキャンセルに。

それ以来、久しぶりの訪問です。

 

根津美術館は、このエントランスからして好き。

お茶室に向かう時のような、穏やかな、でもちょっときりっとした気持ちになります。

 

展示の規模自体はけして大きなものではなかったけれど、

日本の四季をじっくり味わえる内容でした。

屏風いっぱいに四季の花々が描かれた作品を観ては、

日本の四季の豊かさに感じ入り、

刀の鍔のように小さなものにも四季折々の景色を彫り込む繊細な美意識に感動。

こういう展示を観ると、日本に生まれて良かったとしみじみ思います。

 

静かな美術館で時を超えて残った作品に向かい合う時間は、

自分にとってかけがえのないもの。

アートは「不要不急」の枠に入れられてしまいがちな分野ですが、

「不要不急」では絶対にないと思う!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品鑑賞の後は、お庭の散策。

夏の庭園は花々が咲いていないのがちょっと残念。

燕子花の時期に来られたら、国宝の展示も庭園の燕子花も両方見られたのにな。

とはいえ都会のど真ん中で、ひとりでゆっくり庭園を散策できるのは最高の贅沢でした♪