細々と続いております、お遍路さん報告。

今回お送りするのは高知お遍路さんハイライト②、足摺岬の金剛福寺(第38番札所)です。

 

37番札所から38番までは約80キロ、歩き遍路にとっては過酷な道のりです。

私は電車とバスを利用し、乗り換えを入れて3時間半かかってお昼に足摺岬に到着。

 

 

 

ここは本当に日本!?と思ってしまうくらいの、日差しの強さと空の青さ。

お寺は広々としていて、極楽浄土を表現しているのか庭園も美しく、開放的な感じでした。

 

 

お寺から遊歩道で、足摺岬の突端へ。

わーっと声をあげたくなるような雄大な海を見ていると、坂本龍馬のような型破りで魅力的な人がなぜ土佐から生まれたのかわかるような気がしました。

 

さて遊歩道には、金剛福寺と弘法大師にまつわる「七不思議」(実は七つじゃなく九つあります。「七」は「多くの」という意味なのだとか)が点在しています。

 

せっかく来たんだからみんな見ておかなくちゃ!と、貧乏根性を発揮。バスの時間が迫る中、走り回ってすべて探し出しましたw。

 

七不思議の一つ、「大師の爪書き石」。

岩の表面に大師が爪で書かれたと言われる「南無阿弥陀仏」の六字が残っています。

 

「亀呼び場」。

弘法大師がここから亀を呼び、その亀に乗って祈祷の場に向かったそうです。

 

自然岩ですが、形が亀の頭にそっくりな「亀石」。

「亀呼び場」の方角を向いています。

 

そしてこれが一番面白かった、「地獄の穴」。

祠の下の穴に小銭を落とすと、音を立てて落ちていき、その穴は金剛福寺に通じているそうな。

5円玉で試してみたら、ほんとにちりん、ちりんと澄んだ音を立てて落ちていくのが聞こえました! お寺まで通じているかどうかは別として、かなり深くまで穴が通じているのは確かです。

 

今回ご紹介した以外の「え、これも不思議なの?」と思われるものも含め、金剛福寺に行かれた際はぜひチェックしてみてください。