金曜の夜間開館を利用して、仕事帰りにショーメ展に行ってきました。

7時前に到着すると、入り口前に行列が。

 

以前週末に行ったら、その時も大行列。で、まわれ右して帰ってきちゃったんですが、17日には展示が終わってしまうので今回はそんな訳にもいかず…。

10分ほど待って入館しました。

 

見学前は正直言って、「えー、どうしてショーメがこんなに混んでるのー?」としか思わなかったんですが、行ってみてその人気ぶりを納得。とにかく展示されている

ジュエリーがすばらしすぎる!

 

なんたってナポレオンやジョゼフィーヌ皇妃が実際に身につけたジュエリーを、そのジュエリーを身につけた本人の肖像画とともに見られるなんて機会、そうそうあるもんじゃありません。ていうか、多分これが最初で最後。

歴史の生き証人のジュエリーを目の当たりにするのは、とても不思議な気分でした。

 

歴史的な価値やその技術もさることながら、ショーメすごい!と思ったのは、自然と造形美との融合。ジョゼフィーヌ皇妃が愛用した「麦の穂」シリーズも、風にそよぐ麦の穂が絶妙にデザインに取り入れられていたし、麦以外にも、飛行中のハチドリ、

パンジー、百合、薔薇、ツバメ、ヒイラギ、オリーブetc. があしらわれていました。きっとこういう自然のモチーフは、人工美に囲まれた宮廷ではとても心安らぐ

ものだったんだろうな。繊細きわまりない技法でのびのびと自然を描き出すその力量にただただ、感嘆。ちなみにタコをモチーフにしたお茶目なネックレスもありました。大金持ちの遊び心でしょうかw。

 

自然素材以外にも、ギリシャ神話やインドの物語からモチーフをとった作品もすばらしすぎて、ジュエリーというよりもはやアート。

ショーメおそるべし!でした。