カバー絵とタイトルに釣られて買っちまった
実在する男子チアチームに取材して書かれた小説を元にした青春まっさかりの一冊!
とのこと。
キャラの個性とか役割みたいのはしっかりしてていいと思うんだけど、
まず普通でない『男子だけのチアチーム』に入る動機や葛藤が弱いと思う。
小説の方ではそういうのちゃんと描いてあるんだろうし、漫画化する上でカットしなきゃいけない部分が多く出てくるのもわかるけど、そんなにあっさり簡単にメンバー集まるもんか?と思えてならない。
溝口は、いかにも頭脳派秀才キャラって感じで、『自分を変えたい』って思ったのはわかるけど、それでなんで敢えて『男子チア』をやりたいと思えたのかわからない。
男子チアなんてそれだけじゃよくわからないだろうし、それこそ『女装すんのか?』とも思えるし。
人を励ましたり応援することより、自分自身が頑張るタイプに見える。
トンも同じ。
なんというか、さっさとみんなでチアの練習頑張ってるシーンを描きたいがために、メンバー揃うまでがおざなりにされたように見える。
ハルが柔道やめるのもさ、姉ちゃんめっちゃ反対して気まずくなっちゃってたけど、そこについて言及がなさすぎじゃない?
まだこれからなんですかね。でもそうすると時間空きすぎだと思うけど。
ハルは姉ちゃん(恋愛的な意味ではなく)好きっぽいのに、あんな気まずいまま何週間も耐えられる子じゃないと思うんだけど。姉ちゃんも。そういう問題放置しとくタイプじゃないだろう。
まー、実際チア練習の時はやっぱり青春って感じで、良いんですけどね。
でも思い出したようにメンバーの葛藤とか抱えてるものの描写をされても、伏線がなさ過ぎて本当に唐突に思える。
弦とイチローのさ、お互いに踏み込めないなにかの描写とか。
『時々、思うことがある…』って、漫画に描かれてないとこでその片鱗あったのかもしれないけど、少なくとも私にはそんなのあったように見えなかったんで、本当にいきなりなにいってんだと思いました。まる。
“青春”と銘打つからには、もっと登場人物の葛藤とか、悩みとか、そういうの見せてもらいたい。
もちろん頑張ってる姿には感動するし、こっちも漲ってくるけど。
ただ頑張ってるんじゃなくて、葛藤を乗り越えて頑張る姿が見たいです。
ま、それはこれからかな。
それぞれの大きな悩みの伏線はあったし…
んでも、全員が集まるまでに一巻全部使っても良かったんじゃないかなぁと思います。
(本の厚さが)薄いし。
今後一人ひとりをちゃんと取り上げてくれたらいいな。