しかしバブルの絶頂期に、正確にはもう後退局面に入っていたが、学生時代を過ごしたのでダイエーの最後の迷走から終焉は連日のように報道されていたことをよく憶えている。
その舞台裏が、何故そこに到ったのかが描かれている。
岩波書店「闘う商人 中内功(正しくはたくみへんに刀)」。
この本は岩波書店の本にしては珍しく文章のおかしなところが散見される。前後が繋がっていなかったり、てにをはが不自然だったり。しかしそれがかえって、勢いをもたらしているように感じる。年輩の著者のようであるが、若々しい文章で一気に読んでしまう。
