ちょっと涙ぐむネタ

パソコン操作が苦手な方を

たくさん見てきました

特に職業訓練のお仕事では、

それまでパソコンを

扱うことの少ない職種で

働いていた方が多いです。

３・４か月みっちりパソコンと向き合い、

新たな仕事への準備をするんです。

いろんな事情の方がいらっしゃいますし、

得意なこと苦手なことは人それぞれ。

かつてこんな方がいらっしゃいました。

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仮にTさんとお呼びします。

Tさんはかつて配送業者で勤めていました。

30歳を迎え、別の業種や職種を考え

一念発起し、

職業訓練にてパソコンを学んでいました。

喘息の持病もありながら、

未来の自分が輝くために必死で毎日パソコンの勉強をしていました。

クラスメイトは、

基本的にパソコン操作が苦手な方ばかり

なのですが、

その中でもTさんは

授業の呑み込みが遅いほうで、

かなり焦っていました。

そんな中、訓練の休み時間に

過呼吸になって倒れてしまったんです。

運び込まれた病院の待合室で

私は一人考えていました。

彼女にとってのパソコン作業は

苦痛でしかなかったのか。

新しい知識を学ぶのが楽しい！

と言っていたTさんの笑顔は

嘘ではなかったはず。

それなら、もっと他に楽しみ方や

学び方がなかったか。

幸いTさんはそれからも訓練を継続でき、

無事卒業されました

（就職も事務職に決まりました）

最後のプレゼンテーションで彼女は　

「私について」　

というテーマを選びました。

その中で「自分の苦手なことと向き合って、やっぱり苦手だと確信できた！

そして、頑張ることとができたことが財産」

と笑顔で言っていました。

これこそが誇り！だと。

うれしかったですねー

感覚的にPCやスマホアプリを

なんの苦労もなく扱える方もいます。

一方で、一つ一つ覚えなければ

できない方もいます。

フォルダの分け方・保存するときの名前

・必要でないファイルの扱い方・

など「センス」で片づけると悲しいですよね。

PC作業に関しては、

どんどん便利な機能が増えるん

ですから、

それに乗っかればいいんです。

苦手なんて

克服する必要ありません。

ただ自分なりに

「ここまではできるようになろう」　

と決めることが大切です。

パソコンでできることは無限大！

あれもこれも・・・と先が遠すぎると、

途方に暮れてしまします。

「フォルダの分け方をマスターしよう」

「タイピングを10分で600字目指そう」

「パワーポイントで画像を作って

形式変えて保存を使い分けよう」

「エクセルでIF関数と　

VLOOKUP関数　だけは完ぺきにしよう」

など、できるだけ小さくまとめます。

先ほどのTさんの例だと

「エクセルのグラフ　

６種類を作れるようになる！」　

と　目標を決めていました。

それ以外の機能は意識的にシャットダウンしていました。

課外で自習するときも「エクセルのグラフだけ！」と

意識し、ほかの方と比べることなく

自分の苦手と向き合えていました。

そのおかげで、

焦りすぎることなく勉強するのに成功し

就職の面接も「グラフ」を売りにできましたよ！

（もちろんグラフばかり作る仕事ではないですが、グラフを短時間で作れる技術は

他の要素でも役に立つということを、採用側がわかっていたんです。）

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作業は１つの要素からマスター

焦りすぎないで！

無自覚でスキルは身に付いてきます

ではまたー

うちまり

苦手なことからは逃げていい！