「ただいまー」
オクムラが仕事から帰ってきたら
「おかえりー!!」
めずらしく母親が玄関まで来てくれた
待ってましたと言わんばかりに
せかすようにリビングのテーブルまで連れて行かれた
すると…なんとそこには
オクムラの大好物
シュークリーム様
がたたずんでいるではないか!!!!
しかもオクムラがよく見るような
シナシナのシューじゃなくって
いかにもパリパリの歯ごたえの
高級そうなシュークリーム!!
銀紙まで付いてる!!!!
「えっ?!何これ??今日なんかあったっけ????」
大興奮のオクムラ
すると母親が
「何言ってるのー
今日は高校卒業して
1ヵ月記念日じゃない」
「………」
なっ何だその中途半端な記念日は…
しかも卒業してから1ヵ月ってもう
とうに過ぎてるじゃないか…
むしろすでに二ヶ月目にさしかかろうとしてるぞ…
オク「あっありがとう…」
母「それ一個いくらしたと思う??」
オク「えっ…300円くらいかな…?」
母「二万円よ」
オク「えっ!!!!!」
母「冗談よ。ほんとは200円よ」
だっ妥当なお値段だな…
こんなしょーもないウソに騙された自分が悔しい…
てか若干お安めに答えたつもりだけど
実際より高く言っちゃったよ…
「あっありがとう…」
…出す順番完全に間違えてるな…
オクムラのいい加減な性格は
母親ゆずりってことが判明しました
きっとゼリーはポケットの中に
ずっと忍ばせて
オクムラの帰りを待っててくれたんだろうなぁ…
食べたら
母親のぬくもりでいっぱいでした
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