H30.3/15
先述の通り、緋さんはとてもやんちゃなので部屋んぽにも注意が必要でした。
なのにこの日は油断していたんです。
少し目を離したすきに棚をよじ登ってしまった緋さん。気付いた時点ですぐ下せばの良かったのに、すぐにはできなかった。
次の瞬間。
緋さんはバランスを崩し、体勢が崩れたまま落下。打ち所が悪く駆け寄った時には匍匐前進状態。
パニックになりながらもその日やっている動物病院を必死で探しました。その日は木曜日でデグーさんを診てくれそうな埼玉県内の病院は全て休診日、もしくは担当医が不在で目の前が真っ暗になりかけました。
もう都内でも他県でも可能な範囲で行けるところならどこでもいいと探し続け、都内に年中無休の病院を見つけそこに駆け込みました。
順番が来るのを待ってる間も泣かないようにしながら、心の中でたくさん緋さんに謝りました。自分の至らなさに猛省してもしきれない。
順番が来て診察室に呼ばれ、まず歩行状態を確認する為に床に下ろされた緋さん。知らない所だし、獣医さんから離れて必死で私の所に逃げてきた緋さんを見て泣かないようにするのが必死でした。
その後、問診・体重測定を経てレントゲンを撮る事に。その時点で獣医さんから言われたのが「外傷性の脊椎損傷による神経損傷の可能性大」
レントゲン撮り終わるのを待っている間、泣くのを我慢しながらこれから緋さんに何をしてあげられるだろうとずっと考えていました。
それから約30分後。一通りの検査が終わり、再び診察室へ。
レントゲンを見せられながら伝えられた結果が、
「椎骨脱臼及び骨折による神経損傷」
椎骨(首の骨)だから場所が悪すぎる。本来ならベットにでも括り付けて安静にさせなきゃいけない程の重傷。
奇跡的に神経断裂まではいっておらず、表面が削れただけだから後脚が完全に動かなくなってはいない。ただし、今後歩けるようになる見込みはない。
身体の大きさを考えると手術する事は不可能だから服薬で損傷した神経を保護する療法しかない。
現状、飲食をしようとしないとの事だったが、強制給餌をしてみてダメなら覚悟はしておく事。
…と。
目の前真っ暗どころじゃなかったです。
しにたくなりましたもん。ここだけの話ですが。
→そのさんへ