AKIです。
ミュージシャンは夜型が多い?なんていいますけれど、それって真実だと思います。
おそらく、集中力で人生をカバーしてきたから、時間の使い方を分散させられず、
寝る時に寝るという判断ができないんです。(笑)わたしのことですが。
思えば、このブログは2010年の7月に立ち上げました。
その頃はまさかこんな風にネット音楽教室をやっている事など想像していません。
MUSIC VOYAGEというイベントが始まったのも同年の7月です。
この最初の回というのを今でもすごく鮮明に覚えているのですが、
今でこそ、30人が一挙にスタジオに集って熱唱されていますが
あの日集まったのはたった7人でした。
主催した私とは、どなたとも面識がなく、出演者同志も知り合いでもありません。
その人たちにあのスタジオに来ていただく、何も見えない文面だけのお誘いで
わざわざひとりは山形からだったと思います、来ていただいたわけなのですが、本音を申し上げると、
とても簡単なことではありませんでした。
誰も参加した形跡のない、誰がやっているかすらよくわからないイベントです。
単純に怖いし、ご自分の貴重な時間を割いてみようという決心をするにはなにもかもが足りません。
その場所に行こう、何もわからないけど信じてみよう。
そう感じてもらうためには、何が必要か?
ここではいえないくらい、相当なトライをしました。
たった1人に来ていただくだけでも、声がけだけに膨大な時間がかかっていたと思います。お店を立ち上げたりという経験がある方にはわかっていただけるかもしれません。
二週間たってもだれからも興味ありますという連絡すらもらえないような状況。
一体どこに声をかけにいったらいいのか?わかりませんでした。
ブログも一切やっておりませんでしたから。(笑)
そして、誰からも返信がないまま、時がすぎてゆく。途方に暮れました。
正直、焦りました。
どうしよう、と。
このままでは、誰も来てくれない。やめてしまおうか。と。
自分が作ったその場所に
人が来てくださることの意義、
人と出会える意義、
集まってほしい方に来ていただける喜び、
そういった苦労がどのくらいなのかは、自分がそういう立場になったとき
はじめてわかるものなのかもしれませんね。
中で守られていた頃にはどれだけのことなのか、まったくわかっていませんでした。
でも、自分で決めたこのイベントへの挑戦。
ぜったいに、必要な居場所になる!
そう信じ、
もし誰も集まらなければやめる、そのくだらない選択肢だけは切捨てました。
会場も
何も始まっていない、何もない場所でした。
私達スタッフも手探りで、スタジオに入って、セッティングをしました。
みなさんが来てからも、笑顔で和んでいただきたいなんて想っていながらも、
私自身がぎこちなく緊張した表情だったと思います。
でもそんな中でも、初ライブの人たち、初参加の人もきっと、「この日この時間
大切にすごそう」そんな気持ちで
一生懸命にその場のあの小さなステージで歌い切っていらっしゃいました。
歌い終わって、流れでごはんを食べにいくことになって、そのときのみんなの
ほっとした表情を見て
「やって良かった^^!」
そう強く想ったのです。
笑顔がみんな透き通っていました。
そして、その日、続けていく決意をしました。
でも二回目、三回目の開催と続く中、正直、裏では相当もがいていました。
みなさんの空気があたたまらず、閑散としていたからです。
となり同士に座った方が会話も生まれない日は淋しく
何をしたらあたたまるんだろうか?
このことを、1年間以上ひたすら考え続けました。
そしてようやくおぼろげながら、その答えが見えてきたころ、
「MVが生きがいです。ここに来るのが本当に楽しみです。」
という声をいただけるようになったのです。
どかんと心が熱くなりました。
ときどき思います、もしMV以外の場所で出会っていたら、このような仲間であれたのだろうか、もしかしたら簡単な挨拶をし、たがいによく知ることもなく
すれ違ってしまっていたかもと。
場は人生の重要すぎる背景であり、人と人との会話を生み、そこからその人を知りたくなり、好きになる。場は常に人に背景やストーリーをもたらしてくれます。
作れる立場ならば豊かな場を提供したいです。
こういった立ち上げにかかる努力などは、当たり前のことだと思っています。
人にとってなによりも大事なのは、「時間」です。
人生の大切な時間をいただいていくわけですから、
いい加減なことはできません。
そのはじめての回に参加してくれた方が、18回目を迎える今もMVに出ていらっしゃったり、
またある方は、ネット音楽教室でお勉強されていたり
またある方とは、ときどきメールで近況報告をしたり、
本当にあの日勇気を出してきていただいた、奇跡のような繋がりがまだ続いています。
その日がベースになって、新しい方々が参加され、その方々が先輩になり、そして後輩ができ、
みなさんが集まると楽しい笑顔やジョーク、ときに肩を組み、ときに泣き、ときに叱咤激励
なんかもしあえるような、音楽仲間の輝く村のように育ってきました。
総勢、200人近い方が参加されました。
私は主催者として出来る限りのことをしたいと思いますが、
みんなのやりたいことを実現することはできないかもしれません。
守るためには失うものもあることを理解しました。
ですから、最初に目指した拠点としてのMUSIC VOYAGEをこれからも守っていきたいと思います。
ただの歌える場所だけではなく、一度でも参加したみなさんにっとての
「第二のあったかい故郷」を目指して、今年は動いています。
もし賛同してくれる方がいらっしゃるなら、ここからもっと、すくすくと成長していけるように
サポートしていただけたら幸いです。
これから出会うであろう新しい参加者さん
そしてこれまで支えてくれてきているMVメンバーさんの愛に感謝を込めて。
秋谷
MUSIC VOYAGEホームページ
ミュージシャンは夜型が多い?なんていいますけれど、それって真実だと思います。
おそらく、集中力で人生をカバーしてきたから、時間の使い方を分散させられず、
寝る時に寝るという判断ができないんです。(笑)わたしのことですが。
思えば、このブログは2010年の7月に立ち上げました。
その頃はまさかこんな風にネット音楽教室をやっている事など想像していません。
MUSIC VOYAGEというイベントが始まったのも同年の7月です。
この最初の回というのを今でもすごく鮮明に覚えているのですが、
今でこそ、30人が一挙にスタジオに集って熱唱されていますが
あの日集まったのはたった7人でした。
主催した私とは、どなたとも面識がなく、出演者同志も知り合いでもありません。
その人たちにあのスタジオに来ていただく、何も見えない文面だけのお誘いで
わざわざひとりは山形からだったと思います、来ていただいたわけなのですが、本音を申し上げると、
とても簡単なことではありませんでした。
誰も参加した形跡のない、誰がやっているかすらよくわからないイベントです。
単純に怖いし、ご自分の貴重な時間を割いてみようという決心をするにはなにもかもが足りません。
その場所に行こう、何もわからないけど信じてみよう。
そう感じてもらうためには、何が必要か?
ここではいえないくらい、相当なトライをしました。
たった1人に来ていただくだけでも、声がけだけに膨大な時間がかかっていたと思います。お店を立ち上げたりという経験がある方にはわかっていただけるかもしれません。
二週間たってもだれからも興味ありますという連絡すらもらえないような状況。
一体どこに声をかけにいったらいいのか?わかりませんでした。
ブログも一切やっておりませんでしたから。(笑)
そして、誰からも返信がないまま、時がすぎてゆく。途方に暮れました。
正直、焦りました。
どうしよう、と。
このままでは、誰も来てくれない。やめてしまおうか。と。
自分が作ったその場所に
人が来てくださることの意義、
人と出会える意義、
集まってほしい方に来ていただける喜び、
そういった苦労がどのくらいなのかは、自分がそういう立場になったとき
はじめてわかるものなのかもしれませんね。
中で守られていた頃にはどれだけのことなのか、まったくわかっていませんでした。
でも、自分で決めたこのイベントへの挑戦。
ぜったいに、必要な居場所になる!
そう信じ、
もし誰も集まらなければやめる、そのくだらない選択肢だけは切捨てました。
会場も
何も始まっていない、何もない場所でした。
私達スタッフも手探りで、スタジオに入って、セッティングをしました。
みなさんが来てからも、笑顔で和んでいただきたいなんて想っていながらも、
私自身がぎこちなく緊張した表情だったと思います。
でもそんな中でも、初ライブの人たち、初参加の人もきっと、「この日この時間
大切にすごそう」そんな気持ちで
一生懸命にその場のあの小さなステージで歌い切っていらっしゃいました。
歌い終わって、流れでごはんを食べにいくことになって、そのときのみんなの
ほっとした表情を見て
「やって良かった^^!」
そう強く想ったのです。
笑顔がみんな透き通っていました。
そして、その日、続けていく決意をしました。
でも二回目、三回目の開催と続く中、正直、裏では相当もがいていました。
みなさんの空気があたたまらず、閑散としていたからです。
となり同士に座った方が会話も生まれない日は淋しく
何をしたらあたたまるんだろうか?
このことを、1年間以上ひたすら考え続けました。
そしてようやくおぼろげながら、その答えが見えてきたころ、
「MVが生きがいです。ここに来るのが本当に楽しみです。」
という声をいただけるようになったのです。
どかんと心が熱くなりました。
ときどき思います、もしMV以外の場所で出会っていたら、このような仲間であれたのだろうか、もしかしたら簡単な挨拶をし、たがいによく知ることもなく
すれ違ってしまっていたかもと。
場は人生の重要すぎる背景であり、人と人との会話を生み、そこからその人を知りたくなり、好きになる。場は常に人に背景やストーリーをもたらしてくれます。
作れる立場ならば豊かな場を提供したいです。
こういった立ち上げにかかる努力などは、当たり前のことだと思っています。
人にとってなによりも大事なのは、「時間」です。
人生の大切な時間をいただいていくわけですから、
いい加減なことはできません。
そのはじめての回に参加してくれた方が、18回目を迎える今もMVに出ていらっしゃったり、
またある方は、ネット音楽教室でお勉強されていたり
またある方とは、ときどきメールで近況報告をしたり、
本当にあの日勇気を出してきていただいた、奇跡のような繋がりがまだ続いています。
その日がベースになって、新しい方々が参加され、その方々が先輩になり、そして後輩ができ、
みなさんが集まると楽しい笑顔やジョーク、ときに肩を組み、ときに泣き、ときに叱咤激励
なんかもしあえるような、音楽仲間の輝く村のように育ってきました。
総勢、200人近い方が参加されました。
私は主催者として出来る限りのことをしたいと思いますが、
みんなのやりたいことを実現することはできないかもしれません。
守るためには失うものもあることを理解しました。
ですから、最初に目指した拠点としてのMUSIC VOYAGEをこれからも守っていきたいと思います。
ただの歌える場所だけではなく、一度でも参加したみなさんにっとての
「第二のあったかい故郷」を目指して、今年は動いています。
もし賛同してくれる方がいらっしゃるなら、ここからもっと、すくすくと成長していけるように
サポートしていただけたら幸いです。
これから出会うであろう新しい参加者さん
そしてこれまで支えてくれてきているMVメンバーさんの愛に感謝を込めて。
秋谷
MUSIC VOYAGEホームページ