湘南在住のおりままです
「おりままの湘南らいふ」に
訪問ありがとうございます。
東日本大震災から10年。
昨晩、小学生の息子と津波と地震の動画をみました。
我が家は海のそばなので、もし地震がきたらどうするか?
日頃からよく話す内容ではあるけど再確認です。
今から10年前。
3月11日2時46分。
私は会社員で管理職
仕事で横浜のある百貨店にいました。
街はパニック。
叫び出す人や大きな揺れにみんな歩けずしゃがみこみ
知らない人に抱きつく人もいました。
自分は知らないおばさんの手を握り
「大丈夫ですよ。大丈夫。」と話しかけて
いました。
揺れが収まり職場の安全確認と他のスタッフの安否確認。
百貨店内は壁にヒビが入ったりトイレの水道が壊れて
破裂しているところもありました。
とりあえず自分たちの店舗は無事であることがわかり
ほっとし通常の仕事に戻るのですが1時間後から様子が変わったんですよね。
交通機関が全てストップしたことを知りました
街に人が溢れ出す。
百貨店に人が溢れ出す。
あちこちに人が座り込む。
そのうち店舗内のコンセントで携帯の充電をさせてくれと言われます。
(緊急事態と思い了承しました。)
コンビニは空っぽ
近くのビジネスホテルは満室
あっと言うまでした
間もなく百貨店閉店のお知らせと同時に
本社からタクシー代全額支給(上限なし)
管理者として現場にいるスタッフを全員自宅まで安全に
帰宅させることとメールがきた。
何人かのメンバーは1時間ぐらい歩けば家に帰れると徒歩で帰宅。
友人の家に泊めてもらう人もいた。
家族が迎えにきてくれる人もいた。
最悪、自分も歩けば実家に帰れた。
でも、どうしても帰宅できないメンバーがあと2名いた。
タクシー乗り場まで一緒に行くと長蛇の列
もうホント見たこともないぐらいの
その時、タクシー🚖のおじちゃんがよく昼寝して
サボっているスポットがあることを思い出し(横浜育ちなので)
その場所へ行くと
いたーーーー
奇跡の1台
乗り込もうとするとアシスタントの子が
私が1番遠方だけど財布の中に現金がないと言う。
瞬時に頭の中でタクシー代を計算する。
終電に乗れなくてタクシーで帰宅したとき。
新宿〜横浜まで確か15000円だったことを思い出す。
彼女の家との距離を考えると渋滞にハマっても3万。
3万円の現金を渡す。
(ちょうど銀行に行ったばかりだった。)
いろんな偶然に心の中で感謝した。
彼女たちが家に帰宅できたのはそれから3時間後だった。
もう1つ心配だったのが都内に勤務していた主人。
電話が繋がらない。
どうしたものかと考えるとなんと
Twitterのダイレクトメッセージが使えた
(あの時ネット回線は生きてた)
会社に泊まることもできるけど寝る場所もない。
また大きな地震がきたらそれこそ動けなくなる。
歩いて私の実家がある横浜まで帰るとメッセージがきたのが
夕方の18時。実家に主人がついたのが深夜0時だった。
都内から6時間。スーツ姿の革靴で歩いて帰ってきた。
みんなアリのようにひたすら歩いていたよと。
体力には自信がある元ラガーマンの主人が疲れ果てていた。
あの時の経験で学んだこと
スマホの充電は常に意識すること。
(充電器含め)
歩きやすい靴。
現金はある程度必要。
災害が起きたらすぐに身を守る環境を確保すること。
(飲食、待機する場所)
基礎体力作り
他にもこの日がキッカケで学び、考えるようになったことが
たくさんあるけど長くなりすぎるのでまたの機会にでも書こうと思います。
午後2時46分
自宅で黙とうをします。
おりまま
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