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サヨナラ、悲しかった笑顔

統合失調症を患ったのは16歳の春。
あれから約10年。
仕事も見つけ、それなりに幸せな日々。
10月からは、働きながら学生になります。

今日は会社を休んで、障害者就職支援センターへ行きました。
私の会社に対する不信感や失望感が頂点に達し、仕事へ行ける精神状態ではなかったのです。

発端は支援者が、病院の診察に同席したことでした。
それだけなら何も感じませんが、それが会社からの依頼だったと、診察中に知ってしまったのです。

会社は私のことを何だと思っているのだろう…と感じました。
支援者を通じて、私の扱い方を聞き出しているのですから。

でも、今冷静に考えれば、タイミングが悪すぎたのです。
契約更新の書類を、8月に私は判を捺したのに、まだ控えをもらえていなかったのも、不信感を煽った理由の一つです。
有識者の見解がなければ、契約更新してもらえないのか…今までの努力は会社に認められてないのか…私は要らないのか…、そうやって、負のスパイラルに陥ってしまいました。
他にも、以前から会社で腑に落ちなかった出来事が、まとめて襲ってきました。

土日は荒れに荒れました。
泣き叫びながら、前腕をパンパンに腫れるまで殴りました。
脚も踵で打ち付けた為、脛と踵に大きなあざができました。
でも、これだけで済んで、良かったと思います。
傷痕の残る自傷はしていないですから。

会社で話し合いをしても、無駄だと解っていました。
「朱音さんのため」という免罪符がありますから。
だから、支援センターの担当と主任に相談したのです。

私が感じていた沢山の理不尽なことを話すと、主任も共感してくれました。
「これでは理不尽だと感じるのも仕方ないですし、達成感も得られないですね」
「仕事時間を短くするために、理由を後付けした感じがします」
と言っていました。
そして、
「診察に同席するのは、働く前がよかったと感じます。契約更新などのあるこんな時期に同席したこと、理由を話さないで誤解させてしまったことは、私たちの落ち度。本当にごめんなさい」
と、私に謝罪したのです。

「会社側は、仕事が出来る出来ないではなく、違うものさしで見ている気がします。
朱音さんの仕事の評価は抜群ですから。
会社の面談では、言われていることがどんなに理不尽でも泣かないで我慢して、会社を出たら私たちに電話をして、思いっきり泣いてください。そうすれば、少しは会社側も変わるかもしれません。
泣くことは悪いことではありません。でも、会社では絶対に泣かない。我慢大会だと思って、乗り越えてください」
と言われました。

そして、
「バスの時間があるから時間を延ばせない、とか、半休には出来ない、などと会社が言っているのなら、会社の近くで一人暮らしをしたらどうでしょうか?」
と提案してくださいました。
「家庭に問題があり、主治医も一人暮らしを勧めているなら、早い時期に一人暮らしをした方がいいです。親御さんがダメだと言うなら、私たちも間に入ります」
とまで言ってくれました。

こうして1時間半ほど話したら、気持ちがスッキリしました。
「もっと早くこういう場を設けるべきでした。会社には、私たちが朱音さんの心を乱してしまったと、本当のことを話します。その上で、医師がもう少し負荷をかけても大丈夫と話していたことも伝えます」
と主任に言われ、ホッとしました。
時間がお昼を過ぎていた為、そこで面談は終わりになりました。
センターのカフェで、2日ぶりに、まともな食事を摂りました。