先日、コロナワクチン接種を迷っているという

60歳くらいの女性とお話する機会がありました。




コロナワクチンに関しては、

本当に色んな意見がありますね。

実際に効果があって発症せず助かった人から、

陰謀論を信じて頑なに拒否する人までいます。

どちらが正解になるのかは

時間が経たないとわかりません。




その女性は旦那さんと一緒に

私の職場に来られました。

数ヶ月前に良性の顔面麻痺を発症したそうです。

お薬を飲んで様子をみていたそうですが

そのお薬も合わなかったようで、

治癒するのに非常に苦労したとのことでした。

今も麻痺が少しあって口が動かしにくい、

痺れている気がすると

私と向き合うなり

堰を切ったように話し続けられました。












それだけ喋ってたら麻痺なんか無いですよ(笑)

とはさすがに言いませんでしたが、

ネットでみたコロナワクチンの副作用に

神経症状の再発があったそうなのです。

医学的には可能性はわずかなはずですが。

それをキッカケに

コロナワクチンに対して調べまくり

結果アンチコロナワクチンになったようです。








それならそれで打たないという選択で良いのですが、

旦那さんや周囲が打った方が良いと説得するようで

困っていると言われていました。

旦那さんや周りの方は、もう接種されたそうです。

この女性はアンチコロナワクチン派の中でも、

人にアンチ論を解くタイプではないようでした。




コロナなんて本当は嘘だって可能性があるのに

まだよく分からない注射なんて不安です!

顔面麻痺が再発してしまうことが怖い。

本当に辛かったんです・・・

旦那はそんな簡単に言うけど、私は怖いんです!

でも周りは接種しろって言うんです。







このような内容をひたすら繰り返して

話されてました。

旦那さんは女性の隣で、

もう予約も空いて取れそうなんだからとか

色々言って、女性の話を聞いてないようでした。

結果的に医師の説明を聞きたいと話され、

カウンセリングができる医師へ繋げると

そのまま大規模接種会場のコロナワクチンの

予約をして帰られました。

医師に何を言ったのか聞くと、

普通に説明をしただけとのことでした。









なんだそれ。

徒労感だけが残りました(笑)








結局この女性は

ワクチン接種についての不安なんて

あまり無かったんですよね。

良性顔面麻痺の再発の危険性は少ないし、

コロナの方が怖いです。

それをちゃんと理解されてるようでした。






自分の辛かった経験を誰かに認めてほしい、

心配されたい思いが先立って

アンチコロナワクチンになっていたのでしょう。

あと、もし副作用で辛くなったときに

ワクチンを接種したことを

自分の責任にしたくなかったのでしょうね。

旦那さんや周りのせいにしたほうが

優しくしてもらえると考えたのでしょう。








こういう考えを無意識的にする人はわりといます。

いたい大人として認識される場合も

多いかもしれません。








ただ、何かを一生懸命主張している人の背景に

実は先行してる何かがある、と考えると

興味深い生き物に思えてくるのです・・・