先日のブログにて、

 

ヒラタクワガタの訪問を

 

ご報告しましたが、

 

一期一会

 

山へと去ったはずの彼が、

 

昨日の朝、また現れました。

 

 

 

今回、なぜか去ろうとせず、

 

駐車場やら道路の方へと

 

徒歩で進もうとするので、

 

このまま放置は命が危険と思い、

 

我が家で同居する事になりました。

 

 

 

空腹だったのか、

 

昆虫用ゼリーに食いついたまま

 

がっつく事、2時間半。

 

ようやく満腹になったようで、

 

あっとゆー間にフカフカの

 

オガクズを掘って姿を消しました。

 

 

それから、すっかり落ち着いた彼は、

 

食ったり寝たり散歩したり、

 

覗く人間を威嚇したりと、

 

結構気ままに暮らしているみたいです。

 

 

 

飼育ケースで生きて行く事が、

 

彼にとって幸福か否か?

 

それは分からないのですが、

 

少なくとも、無理に拉致されたんじゃなく、

 

彼からこの家を選んで来てくれた。

 

 

我が家では、そう受け止めて

 

仲良く同居してゆくつもりです。

 

 

 

あ、

 

 

 

彼の名前は

 

“キョウさん”です。

 

俳優の、姜暢雄さんから頂きました。

 

 

その理由、ご理解された方々とは、

 

ぜひ語り合ってみたいです。

 

きっと盛り上がると思います(笑)

 

 

 

食事中のキョウさん。☝️

 

 

 

【ママの一声】

 

最近お気に入りのドライブミュージックは、

 

ビッケブランカさんのアルバムです。

 

詩もメロもテンポも声も

 

(特にファルセット=裏声)

 

凄く体に合って癒されます。

 

(AKママ)

今朝起きて、トイレに入ると、

 

窓に何やら大きな黒い影。

 

「おお!デカいクワガタ!」

 

長年、田舎に暮らしていますが、

 

クワガタのオスには滅多に会えず、

 

会っても小さいコクワガタ。

 

でも今日は大きいオスの

 

ヒラタクワガタ(だと思う)

 

 

急いで写メ用のタブレットを手に

 

戻ってみたらもう居ません。

 

 

あーあ、残念!

 

 

ところが夕暮れにダンナが

 

トイレで叫びました。

 

 

「朝のクワガタ戻って来たぞ!」

 

 

ウソだと思ったけど見てみたら、

 

ホントでした。

 

 

今度はそっと捕まえて

 

(クワガタわしづかみOK女)

 

映えを狙って庭の花に乗せてみたり。

 

 

そしてこれが、ガタイのいい

 

クワガタの彼です。

 

 

 

凛々しいでしょ?

 

 

【ママの一声】

 

基本、有毒とゴキ以外の昆虫は

 

平気なタイプです。

 

 

(AKママ)

心が疲れて限界を感じ、

またあの海峡を、

フラリと訪れました。

近くにはずっと

車窓から見るだけだった、

前方後円墳があるのです。

乗り降り自由の1日切符を買い、

青く澄んだ夏空の下へ

電車を降りて歩きます。

 

住宅地を抜けると、

美しい石積みが見えました。

 

 

 

梅雨前の空の青と、

グレーの石積み。

緑の草、黄色の埴輪

そして白い雲。

 

悠久の時を超え、

海峡の街が変わる様を見守って来た

古墳は静かに横たわり、

不安や不満にまみれて病んだ、

情けない私を見下ろしています。

 

 

それは、美しくも懐かしい風景。

 

私は遠い昔、

ある女性に手を引かれて

ここへ来た記憶があるのです。

3~4歳だったと思います。

 

どんな理由で、その人が誰なのか?

当時の私は知りません。

 

勿論、古墳なんて理解してないから、

有難くもなく感動も無くて、

ただ知らないおばさんに手を引かれ、

石を積んだ広い場所を歩いた。

そんな不可思議な記憶が、

物心ついた私の最初の記憶。

 

 

あれは、今思えば、

私の母方の祖母でした。

 

私の生母は早くに父を亡くし、

養女になったと聞きました。

 

だから、私の知る祖母は

私との血の繋がりは無いのです。

 

たった一度、この古墳の麓で暮らす

祖母に母が孫の私を会わせた日。

 

それが私の記憶の底に

ひっそりと残っていたのです。

 

 

その母も、おそらく祖母も

もう今はこの世から去っていて、

私は母の年齢をはるかに過ぎ、

人生に悩んで古墳を訪れた。

 

見上げれば、真っ青な夏の空。

 

見下ろせば、変わらぬ海峡と、

あの頃無かった巨大な橋。

海風が吹き抜けて、日傘を揺らす。

 

遠く船の汽笛が聞こえる。

 

真面目に生きて、

あくせく働いても報われない日々。

心無い人間に傷つけられたり、

失敗に挫けたりしている私の中から、

サラサラと砂が飛び去るように

何かが洗い流される気がして、

いつまでも古墳を見上げました。

 

 

 

こんなに見晴らしが良いなんて、

初めてかも知れません。

 

橋の向こうの淡路島。

 

東にハッキリと紀伊半島が、

西へ目を移せば小豆島、

その奥に四国まで見えるのです。

 

 

美しい景色。

 

美しい世界。

 

 

 

生きてるって、悪くないかも?

 

 

 

いつのまにか、

そう思える自分が何か可笑しくて、

古墳の丸い部分の天辺まで登ります。

 

古代の遺跡と、

近代建築のコラボ。

 

 

見下ろせば、記憶の中では巨大な

古墳が狭く見えました。

 

古墳は変わらない。

 

変わったのは私。

 

 

半世紀生きたって、

古墳から見りゃほんの一瞬。

 

 

まだまだ短いわ。

 

 

気が軽くなって、

嵐の歌を口ずさみつつ

古墳の階段を降りる私。

 

♪走り出せ、走り出せ

明日を迎えに行こう♪

 

 

さあ

 

ちょっと潮風にでも吹かれて

心の埃を綺麗にしたら

帰りましょうか。

 

家へ、家族のもとへ。

明日からの仕事へと

電車に乗って、ね。

 

 

【ママの一声】

 

大きい古墳の上から見たら、

隣にも小さな円墳があったのです。

緑の草に覆われたこちらも

空の青に映えますね。

 

 

 

(AKママ)