「彼女が出来たから別れてくれ」
電話に出るなり彼に告げられた一言
おかしいと思ってた
ここ数日のLINEの文体の変化
繋がらない電話・・・
わたしが言葉を探すうちに電話は唐突に切れた
彼女が出来た?
わたしが彼女じゃなかったの?
わたしはただの身代わり?
悲しみより怒りが全身を包んでいく
痛みに我に返ると握りつぶしたスマホの残骸が掌を突き刺していた
鏡に映るわたしは・・・笑っていた
「ユルサナイ」
そう呟くなりわたしは部屋の中の彼との思い出をすべて破壊していった
最後に・・・自らの心を破壊した
手首から溢れ出る雫を眺めながらまた笑った
