俺と同年代の役者兼プロ雀士
昔は、この人を「子役出身」俳優?としか思ってなかった。
当時はドラマも映画も見なかったが、出演作としては
「夏子の酒」「若者のすべて」は記憶に少しだけある。
その後、同年代の子役出身俳優の坂上忍とかとフジ系列の
深夜番組:通称「われポン」で見る(96年頃)ようになり、
「プロ雀士」ではないんだよね、年齢制限とかあって、
麻雀の実力があっても、今さらプロ雀士にはなれないん
だよね?って目で見てた。
麻雀漫画とかも読んでたので「アカギ」の声優をやってるのは
当時アニメ少し見てたので知っている。
その後、俳優やりながら、いつの間にか「プロ雀士」に
なってて(正式には2018年だった)、あれ?プロになれるの?
俺でもなれんじゃね?と思ったけど、何か特例らしくて。
Mリーグに参加して、活躍してるかと思いきや、
なんかけっこうズタボロに足を引っ張ってるみたいで、
しょせんはタレント雀士なのかな?とか思ってた。
でも、テレビで麻雀打つ番組とか出ると、面白いことを
いうわけ、なんか雀士俳優ってそれなりの歴史というか
人生があったんだなっていうのは感じていたわけよ。
Wikipediaとかで確認すると、同じ同年代の麻雀好きとしては、
萩原も坂上忍も、俺なんかと比べて少年・青年時代に、
はるかに地獄を見て来てる感じの経歴なんだよね。
近年バラエティとかトーク番組に、たまーーーに出ることが
ちらほらあって、少々(冗談で)毒舌を吐く人だから、
何か面白いかなって興味でチェックはしてたわけだ。
今年(2025年)、数ヵ月前に日本のどこか僻地に泊まる
旅番組に単発で出演した際に、地元民に麻雀との出会いの
話とかしてて、「こいつ、何を言ってんだ?」ってなった。
今回、お酒が入る?そして松岡が麻雀知らないということで、
何か話すのか、話さないのか、楽しみにチェックした。
15歳の時に、母親の勧めで海外旅行して役者に興味を持つ。
母親経営の飲食店(バー)でバイト中、「あぶない刑事」の
キャスティングの人が少年役を探してるということで、
母親が息子を紹介したら、置き引きする少年の役をもらえた
(1987年、第32話)のが最初。3人(舘・柴田・仲村?)が
すごい優しくしてくれて俳優を益々やりたくなった、
若い人に役者を続けて欲しいという思いもあったのかな?と。
実は、俳優始めるより先(当時14歳)に麻雀を覚えていた。
今の事務所の社長が声をかけてくれて、当時はちっちゃい
へなちょこ事務所だったが、この社長が何かと熱心だったので、
敢えて大きな事務所はやめて、ここにしたらしい。
麻雀は当時イメージが悪くて(ギャンブル)、事務所内では
反対されたが、社長だけが「麻雀道を極める覚悟があるなら
やっていい。」と後押ししてくれたそうだ。
それが今は麻雀の人気はメジャーになってすごいことに。
あがったことない役満は「地和」と「四槓子」だけ。
趣味は、「プロスピ」で、対戦でなくチーム作り込みだと。
ここから萩原の麻雀関連の会話をOAそのまま。
萩原「Mリーグってやってると、
もちろんチーム戦だし、勝敗は争ってるんで、
勝ち負けってすごく大事な要素なんですけど、
勝ち負けだけに特化したら面白くないな、っていうところもあって。
強者の人が言った意見が正義だったりとか、
マジョリティーに寄り過ぎちゃうんですよ。
でも麻雀って本来、何切ってもいいし、自分がその時にどう思ったか。。。」
松岡「生きざまなんですね」
萩原「そうなんです。やっぱり、そんなの切ったら損だよ、
こんなのリーチした方が得に決まってんじゃん、ていう声が、
めちゃめちゃ多いんです。
だから最初の何年かは、そういうのですごい、
『うっるせぇな コイツら、はぁ?』って思いましたけどね。」
大吉「大人になってね。」
萩原「大人になったんですよ、大人になったにも関わらず、
麻雀の先生みたいなヤツが、世の中にいっぱい増えるんですよ。
あなたにそんな事を言われる筋合いはない。
俺にはちゃんと、困った時に、この人に聞くっていう
師匠みたいな人もいるし、仲間もいるのに、
なんでお前ら言ってくんの?みたいな。
それ、すんごいムカついて悩んだ時期ありましたけれど。
松岡「どれくらい前の話?」
萩原「それは、Mリーグって始まって今8年目なんですけど、
だから4年目ぐらいまでは、めっちゃストレスでした。」
松岡「なるほど、ってことは50歳くらいまでは。。。」
萩原「裏を返せば、彼らは応援団でもあるわけですよね、
ある意味、注目してくださってるんですけど。
もうホントに、応援団憎し、でしたね。」
大吉「当時は。見てました、Mリーグ。
あんまイイ顔されてなかった。」
萩原「またね、僕が弱くって。
プロになった途端、全然勝てなくなっちゃって。
プロになる前は、プロ相手に結構勝ってたんですよ。」
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趣味は?の話で、プロスピで課金しまくってMVPの話は、
ちょい萎えた。けども、それはそれは面白かった。
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松岡「なんか、すごく先輩に、とても失礼なこと言って、
申し訳ないんですけど、『いつまでも子供なのね』。」
大爆笑。
萩原「もうオトナだよ!」
松岡「全然オトナになってないのね、聖人。」
萩原「オトナだから課金できるんです。」
俺が思うに、萩原君は、こんなだと思う。
(ホントは自分の人生>)麻雀ファースト>俳優>家庭(独身だけど)
麻雀好きな俳優はたくさんいるけど、雀士&俳優やってくなんて、
やりたくても、そうそうできない周囲の環境に妥協せざるを得ないはず。
たぶん、雀士やりつつ俳優やってるつもりも、オンもオフも、ほぼない。
ちなみに、萩原:1971.8.21生、松岡:77.1.11生、大吉:71.3.10生