http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0406/
人体 ミクロの大冒険 第3回
あなたを守る!細胞が老いと戦う
NHKで先日、↑こんな番組をやっていました。
「老い」と言う言葉にめちゃくちゃ食いつく今日この頃、
まあいつまでも心身とも健康で出来るなら
綺麗でいたいですからね。
この回での内容は、
免疫細胞の中でも、特に胸腺で作られるT細胞に注目して
免疫細胞が衰えることで老化が起るをいうお話でした。
T細胞とは、血液中を流れている白血球のうち、
リンパ球と呼ばれる細胞の一種です。
身体を異物から守る機構(免疫応答)の司令塔ともいうべき
大切な細胞集団で、
胸腺(thymus)でつくられるため、
頭文字を取ってT細胞と名付けられました。
外から入ってくる、ウイルスとか、
がんとか細菌などを叩くのが主な仕事で、
敵の種類によって様々なT細胞が待ち受けてやっつけているんです。
T細胞が無い人は免疫不全になったりしますから
身体にとってかなり大切な働きを担っています。
このT細胞を作り出す胸腺の働きは、
有ろうことか、20歳前後で胸腺を作り出しことを
やめてしまうそうです。
後は胸腺で作られたストックで
一生を送っていかなくてはいけないのです。
だから年を取るに従い胸腺の能力が衰え、
抵抗力が弱ったり、
誤作動して自らの組織を攻撃するようになり、
老年病や生活習慣病といった多くの病気を引き起こす
原因のひとつになっているそうです。
たとえばリュウマチや膠原病、
アレルギーなど自己免疫疾患もT細胞の誤作動ですね。
そうしたことをふまえ、今回の特集です。
胸腺を若がえらすための手段の一つとしてips細胞によって、
自分の胸腺を新たに作り自分自身に移植なんて事も
考えられる昨今となっているそうです。
ちょっとビビりますが、
心臓などでは太ももの筋細胞を培養し、
心筋梗塞を起こして壊死してしまった心筋を再生させる
「心臓シート」が臨床試験にまで進んでいて
実用化まで秒読み段階に来ているそうです。
(今手術は1000万円ですって~)
細胞レベルでの若返りも、
もはや夢物語ではない現実味を帯びた話になっているんですね。
さて、とは言えまだ治験、
試験管レベルの話で現実化は先です。
今、免疫細胞を活性化するには、
1.抗酸化物質である、
ビタミンCやビタミンEの様な抗酸化ビタミンを適度に取る。
2.ポリフェノールを適度に取る
3.野菜、果物を取る
4.同じ野菜や果物を続けて取ると、
アレルギー反応に傾くので、
いろいろな食品からバランスよく取り込む。
5.•食物繊維が多い食事を摂ると
腸内細菌が作る酪酸が体内に取り込まれてT細胞が活性化する。
6.適度な運動が免疫細胞を活性化する。
7.Heat Shock Protein(熱ショックたんぱく質)、
きちんとした医療としての温熱治療は
http://caloo.jp/hospitals/search/all/a3042
は免疫力を高め、
慢性心不全にも効く先端医療としても認められています。
http://from4050.jp/wp/disease/waonryoho/
自宅で行うなら、
①41℃の湯に10分間つかり体内の温度を約1度上げる
②肩までしっかり浸かる
さらに、布団などに入って30分安静にする。
8.食事量を減らすと免疫力が上がる
今のところ、自衛手段としては野菜や果物、タンパク質などバランスよく
同じ食事を続けないでいろいろ腹八分に食べ、
運動をきちんとして、睡眠前にゆったりと湯につかりすぐに布団に入って
ぐっすり眠ればよい、ということです。
普通なことなのね。。。