出版業界は最近購読者も激減して冬の時代なんだそうです。


私だってこの仕事の次は決まって無いし~


ですから安く上げる為、下請けに企画を丸投げする。
よってその仕事をするライターもカメラマンも編集さんも
安い工賃で仕事を請け負わなくてはなりません。


私のように旦那が居る場合は良いけれど
それで生活を支えるとなると、

金銭的にかなり厳しいと思います。


というわけでライターさんはコマ不足。
(だから私なんかでも仕事ができるんですが)
やる人が居ないから、納期がいつも厳しくなるし

無茶な取材日程だったり
一つ一つの大切な工程をはしょったりしたり、
ということも多いみたい。


スキルもないし粗忽なので,そもそもうっかりミスも多いのですが、
そのうえで、工程などめちゃ振りされるので
取材先からもカメラマンさんからも赤ペン先生からも

仕事に入れば、皮肉やクレームやお叱りや言われっぱなしです。


そんな時、一緒に回った女性のカメラマンさんに


”怒られることってありますか?”って聞いてみました。


”もちろん”とのこと。


”そういう時はどうするの?”と聞くと、


”とにかくひたすら聞く、謝る”んだそうです。


一通り言いたいことを言うと相手も冷静になったり気遣う余裕も
生まれて、言いすぎたって誤ってこられる場合もあるとか。

ほ~と思い、


それからはそういう気持ちで臨むようにしました。


佳境になれば、誠実な対処をしてくれるお店にも
無理な注文を言わなければならないこともあり、
ムッとされることも多いのですが
そんな時は謝罪はもちろんですが

面倒ですが、普段はしないお礼メールをしたりして
なるべく相手の意向にそう態度を取るようにしていたら

なんとなくカメラマンさんが言う通り、
相手先がこちらを気遣ってもらうような気がする
場合もあるようになってきました。


そういうことはほかにも、


怖いカメラマンさんと一緒の際、編集さんに
怒られるかもしれません。とビビりながら仕事に出かけたら
次の会は妙にカメラマンさんに優しくされ最後に握手なんかされたりと、


仕事がしやすいように、編集さんがとりなしてくれたんだと思います。


人間関係やコミュニケーションってこうやって積み上げていくのか。
と初めて解りました(遅いって!)


もちろん、

いつもこんな順調に行くわけじゃあ決してありませんが、

たまに感じる達成感や、

報われた喜びなんてものを味わえるのも仕事ならでは、なのですね。