旅番組増えましたね~
ってそんなのばっかり選んで見ているだけなのかな、旦那が。
見たいわけじゃ無いけど、
そんな時はだらだら仕方なく一緒に見ています。
その中で四国のどこかを旅する話をやっていました。
朝、投げ網で、アユを釣って居る人が居てその人に何してるの?
って尋ねたらそれを燻製にして出汁の元にしている
趣味の漁師さんをしている人の家でした。
漁が終わると、朝からそのアユの燻製を熱燗に浸して
ひれ酒みたいにして楽しむのですが、
おっちゃんは、お酒が入ると急に口が滑らかになってきて
旅人の若いお兄ちゃんにも酒を注いで
お兄ちゃんが、急に押しかけちゃって
お酒までいただいてすいません、みたいなことを言ったら
なに、家に帰ってそういえば四国に
大酒のみのおじさんが居て酒を注いで良くしてくれたって
覚えていてくれりゃあそれでいいのよ、って
ああ、いい言葉だな~って聞いていて思いました。
どこのだれか、なんかそんなことは関係ない、
それでも旅先で良くしてもらったら、
あそこの土地は良いとこだったって思い出に残って
自分の愛する場所を、良いところって解ってくれれば
それで満足なのね。
どこの誰だったか、なんてそんな事どうでもい、
なんてなかなかそんな事言えない。
心に自分の存在が残れば、それが答えだ。。。
これは今読んでいる”和菓子のアン”に書いてあった言葉、
ちょっと少女マンガみたいだけど、なかなか楽しい小説です。