心安らかでは無い事、
それが不安ですね。(まんまじゃん!)


結婚を控えた姪っ子から電話があり、
アスベストって大丈夫なの?
って旦那に質問がありました。


アスベスト、石綿の健康被害は肺から細かいアスベストの
粒子を吸ったことから起こります。
だから一時前に話題になった駐車場等の外壁材に
直接アスベストを吹きかけるような始末方法は問題になりましたが
そうではない、屋根材のスレート瓦や固めてある内装材の
粒子は通常使用では
出て悪さするようなことはまずありえないそうです。


そんなことを、話しながら
どうやら姪っ子の気持ちは、
結婚に対する将来への不安、環境が変わる事への恐れが
アスベストへの不安に繋がっているんだなって思われました。


今は原発の放射能の問題もあれば、
こんな建材の問題、
普通に生活していたって、野菜に含まれるヒ素とか
色々言い出したらきりがないほどのリスクに囲まれています。


だからと言って、リスクを全く受けない生活をすれば
化学物質過敏症、なんていう現代生活に対処できない
身体になる可能性だってあります。


人間が人口を増やしつつ豊かな生活をする為の代償だったりも
しますね。
文化の恩恵を受ける以上
ある程度はリスクを共有していかなくちゃあならないのかも。


その時に、安全のガイドラインをきちんと把握する目が
大切になってきます。


たとえばアスベスト、の話題がのぼれば、
姪っ子みたいにアスベストと名が付けば

すべて健康に悪いんじゃないかと
思ってしまいますが、その中にも健康被害のリスクの高いもの、
低いものいろいろあるんです。


ひとつ前のブログ記事にも通じる話ですが、


”裏を取った事実”


は正しくても、全体的にはきちんと伝えられていない
そういう情報ってのもたくさんあります。


スケール感を考慮しないと、

言葉だけが独り歩きしちゃうんです。


たとえば、癌治療に免疫療法が良いって話があるとしますね、
確かに若干の改善はあるのかもしれませんが、
それは癌の進行が100とすれば1ぐらいの

後退効果しかありません。

もし、ビジネス性を優先して、”後退”と言う事実だけを伝えて
それは間違ってはいないけど、

効果が薄い治療だってことは
患者には伝わりません。


一つの事柄に対して
そのものの毒性や効果、

また健康被害がどのくらいまで及ぶかっていう
スケール感まで正しく伝えて初めて正確な情報って
なるんだと思います。


文系の陥る、言葉のわなってありますから

注意しないとマスコミにも騙されちゃいますね。