かねてから乳がん治療中の旦那の妹さんから
肝臓への転移が見つかったとメールがありました。
それまでも骨への転移が有ったのですが、
骨転移は比較的癌がとどまっていて全身に回りにくい
のです。
しかし乳がんからの肝臓への転移は、
癌細胞が局部から全身にめぐらされている状況に
なったと言えるそうです。
癌の性質も変わり狂暴化して来るんだって・・・・
過去の患者さんの状態からのデーターで
余命が解る深刻なレベルになったと言う事で、
なんともかわいそうで、やるせない気分です。。。。
今後は、タキソール+アバスチンと言う薬を使った化学療法に
なるそうです。
薬価も高いし副作用も辛いものが有ると思いますが、
最先端医療であっても延命効果は数か月くらいなのだそうです。
ですが、小学生の女の子二人を抱えているので、
自分の為ではなく子供の為、延命治療を躊躇することなく
選択しています。
ひとたび癌の危険にさらされた時、
沢山の治療法が有ると言う事は、
生き方の選択が可能になると言う事です。
無治療で痛み治療だけをすると言う選択から
免疫療法など負担が少ない代替療法(効果も薄い)から
副作用と戦いながらではありますが、
分子標的薬を使うやり方等、症状状況により、
薬や治療法の調整を患者の生き方に合わせられるのです。
どんな薬も万能ではないし、
全身にがんが回ってしまった場合
もう完治は望めません。
今の薬の効果には限度があるのです。。。。
だから延命をたった数か月ととらえるかどうか、
その人の生き方、
背負っている人生とクオリティーオブライフを
秤にかけて自分で決めていく事が肝心だと思います。
医療関係の方も、
出来ればこういう効果とリスクをきちんと話し、
患者に慎重に生き方を選ばせてくれる、
この手順は今後大いに必要になると思います。