雨も降っているし、金もないし

退屈なんで映画見に行ってきました。


年取って良いことないな、って思っていたけど

夫婦のどちらか50歳以上だと映画1000円で見られる

サービスが使えるので、うっしっしニコニコでしたよ。


映画はテロマエ・ロマエ、

”ローマ風呂”のお話です。

http://thermaeromae.com/


同じこと考えている人が多いのか、

映画予約しようとしたら直前の時間は予約一杯。

1本ずらしましたが、それも会場では完了との表示が

ありましたから、人気作品なんですね。


それもそのはず、

面白いです。


まず原作のアイデアがものすごく面白い、

なんでも原作者の旦那さんは、ほんとにイタリア人なんだそうで

その文化の乖離っぷりが笑いの元になっているんだと思いますね。


阿部ちゃん演じる古代ローマ人の風呂技師が

日本の銭湯にタイムスリップしちゃうんですが、

まず、古代ローマ人を濃い顔の日本人代表の

阿部ちゃんのほか、市村正親、北村一輝、宍戸開

などローマ人として(ローマ人と混じって違和感なし)

選択したことが上手いね。

平たい顔族(日本人)どちらも日本人がやっているんだから

ほんとそれだけでオカシイ。


阿部ちゃんは、トリックなんかと同じタイプの

笑わない真面目な事からじわっと漏れるおかしさが

あります。

”エロイカより愛をこめて”と言うマンガが有りましたが

その少佐のキャラと同じタイプの役どころですね。

こういうのがまず、愛されますよね。


基本的に日本の銭湯文化もローマの文化も

コケにしているようで実は誇りも持っているし、共に愛している、

だから楽しく共感できるのね。


結構おすすめできます。

家族でも老夫婦でも、若者でも外人さんでもOK牧場~音譜