いや~楽しかったビックリマーク


”なかの芸能小劇場の 第3回・桂かい枝独演会”


最初に中野の村さ来で景気を付けていざ出陣


49歳から始めるおしゃれの練習


思うんですけど、私ってなんだかんだ言って


真面目な人間が好きなんですよね。

仕事であったり、芸であったり

手を抜かない職人のようにまっとうななっつぐな人間に

引かれるようです。


今日の桂かい枝さんも、

まさにそんな落語バカのような落語家さんでした。


客の入りは7~8分の入りと言うところ

年齢層は老若男女、若い人もちらほらいました。


最初は東京の落語家さん、桂宮治さん、

二つ目とのことでしたが、なかなかうまかったです。

唾を噴水のように飛ばしながらの熱演でした。


続いてかい枝さん、新作のネタで刑事ものだから

これが”ジーパンでか”と言う演目なのかな。


つづいて、2丁拳銃の小堀 裕之さんの珍しい落語、

漫才の方なので、流暢と言う感じではないけど

さすがにセンス良く、朴訥な感じの笑いを取っていました。


つぎにかい枝さんの”かわり目”

これはこっちでも良く聞いたことがある、飲んだくれの旦那と

奥さんのやり取りの面白い情愛ものです。

これもおでんのネタで笑わす、もっと長いバージョン、端折ったバージョン

色々有るようですが、かいしさんのはおでんの無い中くらいバージョンです。

お酒の”表面張力~”の感じがのんべっぽく面白い。


そして、最後は上方落語らしいネタの”豊竹屋”

今日の演目で一番よかったです。

大きなジェスチャーでやる浄瑠璃の笑い方、

ほんとにおじいちゃんみたいにち~ちゃくなっちゃう三味線の座り方、

口三味線と歌い方のセッションのリズム感!


なんだか見ていて在りし日の枝雀師匠を髣髴とさせる雰囲気が

ありました。


49歳から始めるおしゃれの練習

こうして話が終わった後、お見送りされるのも

かい枝さんならでは。

なかなかほかの噺家さんの舞台でこういうお見送りなど

無いですよ。