朝のNHKの番組でエアー恋愛なるものにはまる主婦たちの
特集をやっておりました。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/11/14/01.html
エアーって、まあいろいろ名前を考え出して
敷居を(罪悪感を)低くしようとする意図を感じますが
様は疑似恋愛ですね。
還流の俳優に、
マンガの主人公に、
佐川急便のお兄ちゃんに
(佐川の制服ってぴたっつぃているので憧れる率が高いんだって!)
ただ妄想だけで
実際の行動には移さない恋愛なんですって。
おまいらは乙女か
と思ってしまう私ですが・・・・
エアー恋愛にはまる理由としては、
夫に弱音を吐けないという点
夫に言えない弱音を自分の中に押し殺し、
妄想の中でエア恋愛の相手に相談して自分を慰めているという事と、
40代になって体も崩れてくる中、
いつまでもキレイでいるためにはトキメキが必要という思いから
エア恋愛をしているとのことだそうです。
アンケートでセックスの最中相手以外の男性を
思い浮かべている人が半数以上いると言う結果も
出ていたりして
エアー恋愛が夫婦の信頼感が薄れた事と密接している
場合は現実逃避だから問題があると思いますね。。。。
子供が居たり、金銭問題が絡んだり
結婚生活を安易に解消することは困難が多いです。
そういう意味では、女性が自立して稼いでいることは
不毛な結婚生活を続ける必要も無いから
女性にとって良い事ですよね。
ただ、心のシャッターを閉めちゃう前に
歩み寄る事もあるから、話し合ってみるのも
良いかも。。。
いつまでも綺麗で居るためのエアー恋愛、
これはあくまでも自分の気持ちの問題です。
”その時がきた”という小説の紹介をちょっと前に
紹介して自分も読んでみました。
こちらの主人公は、気が付いたら娘が惚れる年下男性を
好きになっちゃって、それから女なら誰もが持つ、
原罪のような嫉妬、焦燥、老いていく不安に苦しめられ
その結果、”彼が居たからこんな感情に苦しめられたという”
まったく身勝手な論理で
最後その男性を殺そうと思い立つところで話は終わります。
恋愛、、
人に惚れるというのは、落ちる事ですから
自分の意思を通り越しちゃう怖さってあります。
だけど最低限のルールはありますよね。
家族とか自分の身勝手から苦しめてはいけないと言う事。
愛する人を殺すくらいなら
恋愛を止めると言う選択がなぜできなかったのか?
なんだか主人公に腹が立ってしまいました。
うつろい行く美
女性なら失われていくわが身が悲しくなります、
そしてそれは理性では克服できない感情でもあると
この小説は語っています。
人の死であるとか、
どうにもならないことは理性でねじ伏せると言うのは
どこかにゆがみを生じるものです。
じたばたしちゃう、
みっともない事が、まあ自分なのだと
許しちゃうこと、
私ってこんななんだよって白状しちゃう事で
楽になれるんじゃないかな
憧れを沢山持って、修羅に陥らないと言うのも
良い方便ではあるんですね。