昔っからの友人とまたぺちゃくちゃおしゃべりしていました。

私は母との関係があまり良くなく
と言っても自覚症状が無かったんだけど
姉に私の性格がへなちょこになったのは母との関係
みたいな事を言われたんで
(これは同情を持って言ってくれたんだけど)
言われたことで、そういえばこんな事があった、あんなことが有ったと
愛情が無かった証拠と検分するような悪い癖が付くようになって来ました。

友人と話しているとき
そんな母の悪口を言った後

たまたま食堂のTVで子供の海水浴客が
おぼれたニュースをやっていたので

”こんな土用過ぎの天気の悪い日に
遊泳禁止の海で遊ぶなんて危ないもいいとこだよね~
土用過ぎは波も高くなるし、クラゲも出るし
海遊びはだめだよって親に言われ無いのかね?”

なんて感想を述べたら
友人が諭すように

”あのね、いつもお母さんのこと愛情が無かったなんて
悪く言うけど、こうして命の危険についてちゃんと注意して
くれてるじゃない。
なんで些細な事ばかり覚えていて親を攻めて
こうして愛情の証拠もたくさんあるのにそれに気が付かないの?”

親のことも知っているので
そう怒ったように言いました。

はっとしてしまいました。

そして、嬉しかったな~
怒られたのに私。

母親はちゃんと愛情も注いでくれていたと
感じられることができたから。

そうなんです。
身体が悪くなっても、何か手伝おうとしたり
結婚後も寂しがってくれたり、
思えばたくさんの愛情を受けていたんですね。

世の心理分析やら何やら
自分探しの旅に出ると原因追究と称し
負のあら捜しを始めてしまい不幸のスパイラルに陥ってしまって
持たなくても良い、憎悪をしょい込む羽目になっちゃうことが
往々にして有るものです。

そんな事より大切な事が有ると
気が付かせてくれて、ほんとに嬉しかったです。