http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110524-OYT1T01104.htm
原発事故を受けて、東電社員への風当たりが
大変厳しいようです。
この記事でも
津波で家族や自宅を失い、
休日は家族がいる避難所に戻る社員もいるが、
避難所では“加害企業”の社員として、
肩身の狭い思いをすることも強いストレスにつながると指摘。
それでなくても、原発事故の初動でのメルトダウン、水素爆発
高い放射能、と地震、津波と普通の被災者以上に
身体へ負担を掛けて居るのです。
原発は1企業が行う事ではなく
そもそも国策としてなされた事です。
先日東京12チャンネルで原発政策への転換は
どのようになされたか、検証する番組がありました。
もともとはアメリカのエネルギー政策の原子力への転換を
日本へ平和利用として押し付けてきたのが実態です。
兵器の転用になる飛行機やその他精密機器の製造を
敗戦国ゆえアメリカから制限されて居たところに
これなら進めて良いよって言われたのが原子力発電でした。
アメリカの意向を受け、
推し進めて行ったのが元総理大臣の中曽根氏であったりしたのです。
戦争に負けた影響って本当にすごいんですよね・・・・
ただ同じように敗戦国だったドイツは
もう少し独自路線が歩めている気がしました。
これは白人同士ってことで信頼関係がもてたからなんでしょうかね。
それとも外交の駆け引きが上手だったんでしょうかね。
兎に角も国策であるにも係わらず
一端事故が起こったら、全てを東電のせいみたいに擦り付けて
非難する政府のあり方もおかしいのです。
またそういう部分を、ちゃんと伝えてこない
マスコミのあり方もなんだかずるいなって思います。
もちろん、東電に責任が無いとは言えませんが
もっと国民自分たちが選び出した原発が
経済という壁の前に想定を低くしてしまった事によって
起きた痛ましい事故と捉える考え方も有ると思います。
そして想定の責任は想定を決めた国の保安員と
東電両方にありますが
東電に勤める一般社員たちの大半にはそんな権限は無いのですから
社員を非難して、憂さを晴らすような事は
絶対してはいけないと思います。
新潮に原発の作業現場に行く作業員の写真が
載っていましたが
お国の為に今日もがんばりやす
放射能をよける使い捨ての衣装に書かれた
文字を見て胸が熱くなってしまいました。
この人たちもやっぱり
英雄じゃないですか、
非難なんかしないで感謝して応援しましょうよ。