福島原発の格納容器内の水素量が1.5パーセントに増えてきている事に

懸念を示していたアメリカからの危惧を受け

(水素は4パーセントを超えると爆発の危険があるそうです)

昨日から窒素注入を始めました。


http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110407-OYT1T00089.htm


窒素バージと呼ばれる処置で

処置の途中外の酸素などが触れたら

格納容器爆発の危険があるものすごくリスクを伴うものです。


格納容器が爆発ないし破損すれば水素爆発の時の放射性物質の

飛散とは比べようが無いくらい大きな被害が生じます。

窒素を投入すれば圧も上がるから

ベントで圧を逃がす処置も出てくるでしょう。


それでもベントを開く時期が来たら

きちんと決断して大きな破壊的危機を避けなければ

いけないです。


どうも東電は目先の世論で腰が引けちゃうけど

アメリカと言う大舅の前にようやくしぶしぶ実行する

感じがしますね・・・・・

もっといつも最悪を考えて行動して欲しいものです。


それを考えると、決して良いとは思えないけど

低濃度の汚染水の放出は

最悪事態を避けるためにはいた仕方ない策だったと

思います。


不思議なんですが、低レベルの何十万万倍かもっとすごい

高濃度の汚染水がもれても周辺諸国から問題視はされないのに


(これ数十リットルと低濃度汚染水全部と同じレベルだと言いますから

どんだけすごい高濃度なんだか・・・・)


自分で放水してしまうと、その事実が大変問題になってくる

それが法というものなんですね。


そうであればもっと周辺諸国には事情を話し

理解を求める努力を怠ってはいけませんよね。

兎に角この高濃度汚染水が漏れている

2号タービンの水をどこかに持っていかない限り

高濃度汚染水は垂れ流される事になります。


新たな置き場を見つけ(それが低濃度汚染水が入っていた廃棄物処理施設です)

漏れが無いか安全を確かめた後速やかに2号タービンの高濃度汚染水を

移す事が汚染水の海洋流出を止める方法なんですね。


色々技術は有っても

どれも今日すぐ立ち上がるプラントなんかありません。

アメリカだってフランスだって世界がよってたかったって

解決策はすぐには示せませんもんね。

汚染水を置いておく容器も

外付けで作る冷却装置も作るには時間が必要なんです。


待ったなしの状況の今

時間を稼ぐ事ができるかどうか

それが今後を左右するんだってすごく思います。


何かあっても職が無ければ海外に移り住むなんて事も

なかなか考えられません。

日本の外に何億の人口を受け入れてくれるとこなんて

ありゃしません。

此処で腹をくるしか仕方が無いんですよね。。。


何とか頑張って欲しいです。。。