震災関係で被災者の安否確認を捜し求める御家族や
ご遺体を捜索する消防隊や警察、潜水士の活動を目にするにつけ
人は何が一番大切なのか、
すごく胸に迫り解ります。
救助員の言葉に
人命救助より、
(生きている人が)区切りをつけるための捜索になっている。
命を救えなくても、感謝される。これはつらいし、悲しいことだよ
現実を受け入れると言うのは本当に辛い事です。
地震の前に読み始めた
”おひとりさまの老後”ですが
なんだか虚しくなって読むの止めてしまいました。
どんなに準備万端整えたって
天変地異の前には人々はあまりにも無力です。
家だって財産だって大きな津波が来ればそんなもの
皆流れ去っていって無一文になってしまうのです。
結局支えは人なんでは無いかと思います。
夫、子供、親戚、友人、恋人、御近所、仕事仲間、
また大きくは自治体や国家に支えられているんですね。
戦前に比べるとそうした社会制度の充実はそれなりに
心強いものです。
お互い様の気持ちで苦しみを分け合ったり
支えあえる事でどうにか生きていく気持ちになるんだと思います。
だからこそその支えが失われる事がすごく苦しみになるんですね。。。。
私は友人関係を築く事が苦手で
心許せる少しの友人知人としか関係が結べません。
上手く結べないけど人が嫌いであるとかではないし
社会に役立ちたい思いはそれなりにあるのですから
社会に交わる距離感と自分なりにコミュニティーに
馴染んでいく工夫は必要だなって思いました。