美容と健康の為にたんぱく質って重要だと思っていましたので
蛋白質が効率的に取れるプロテインを取っていました。
その中でも乳製品はヨーグルトなどで毎日取れているので
イソフラボンが摂取できるであろうソイ(大豆)プロテインを
選んでいたのですが、
ソイプロテインはイソフラボンが含まれないものがありそう
と言う情報をネットで見ましたので
プロテインが無くなったのを機会に
同じ粉物で手軽な黄な粉とソイプロテインでは
どのくらい栄養価や効果が違うのか調べて見ました。
まずそれぞれの製造方法ですが
ソイプロテインはざっくり言うと大豆から油を取った後
水を入れて皮などを除いた後乾燥させ精製したものです。
皮など繊維油分が除かれているので消化吸収は良くたんぱく質の
割合が増えるのですが
皮など廃棄された部分の繊維質や栄養分が失われています。
プロテインにビタミンなどが表示されている場合は
栄養素が添加されている場合があります。
栄養成分表示 【標準分析値】 タンパク質100g(g)
(これは添加なしの商品の一例)
水分5.8%
タンパク質 91.0%
脂質 0.8%
炭水化物 3.1%
灰分 4.6%
ナトリウム0.9%
カリウム 0.5%
カルシウム 0.3%
マグネシウム 0.2%
亜鉛 2.6mg/100g
銅 1.7mg/100g
鉄 10.6mg/100g
エネルギー 362kcal
一方黄な粉は
大豆を160度ほどの高温で炒った後
細かく砕いたものですので
栄養は大豆の栄養がそのまま残ります。
そのまま炒り豆の形ではない砕いた状態なので
炒り豆よりは消化が良いですが
豆乳(大豆をゆでて皮を除いたもの)
やプロテインと比べて繊維が残っている分
消化吸収はそれらよりは良くありません。
食品カロリー栄養素成分表/栄養価
黄粉・黄な粉(100g中) -きなこ・キナコ-
熱量(カロリー) 437kcal
タンパク質 35.5g ビタミンD 0μg
脂質 23.4g ビタミンE 1mg
炭水化物 31g ビタミンK 37μg
βカロテン 4μg 亜鉛 3.5mg
レチノール 0μg カリウム 1900mg
ビタミンB1 0.76mg カルシウム 250mg
ビタミンB2 0.26mg 鉄 9.2mg
ナイアシン 1.8mg 銅 1.1mg
パントテン酸 1.33mg マグネシウム 240mg
ビタミンB6 0.58mg マンガン -
葉酸 250μg リン 520mg
ビタミンB12 0μg 食物繊維 16.9g
ビタミンC 微量 コレステロール 微量
先ほどイソフラボンの事に触れましたが
プロテインは、主にしっかりした筋肉を付けたい
パワーを付けたいって方が利用される場合が多いので
イソフラボンという類似女性ホルモンが含まれるこは
ビルダーには好まれません。
ですからメーカーによってイソフラボンをわざわざ抜く
行程を行なって居たりします。
(この辺メーカーの抽出方法によってまちまちですが)
ソイプロテインからイソフラボンを取れているかどうかは
不明になります。
イソフラボンについても最近サプリなどで
大量に摂取することによる副作用の懸念が出ているので
摂取量の上限が定められました。
大豆イソフラボンの1日の摂取量の目安の上限としては、
70mg ~ 75mg とのことです。
(サプリメントは30mg上限)
◆豆腐半丁(約 100g)で、大豆イソフラボンが、約 51mg
◆豆乳1杯(約 120g)で大豆イソフラボンが、約 45mg
◆納豆1パック(40mg)で大豆イソフラボンが、約 51mg
◆黄な粉大匙1(訳10g)で大豆イソフラボンが、訳26mg
ですが通常食品から取る分には影響は無いお思いますが
何事も適量ってありますから、ばっか食いしたらいけませんね!
ソイプロテインを取った方が良い人
黄な粉の方が良い人
上の栄養価を比べて見ると見えてくるものが
ありますね。
まず、胃腸が弱い老人や病人で消化吸収が悪い人が
栄養をきちんと取りたい場合は
繊維質が含まれないプロテインが適しています。
筋肉付けたい女性、
脂質を取りたくないダイエット目的でもソイプロテインが
有利です。
一方便秘を解消したい
胃腸は健康なのでバランスよく微量栄養も自然な形で
取りたい。と言う向きには黄な粉は適切ですね。
育ち盛りなら黄な粉食っとけって感じです。
それと更年期の女性にもイソフラボンが
必ず含まれている黄な粉の方が有利です。
脂質は嫌われ者ですが、
植物性の脂質なのでコレステロールを下げますし
脂質は干からびたお肌を潤してくれます。
スーパーで安価に手に入るのも主婦には嬉しいですしね。
ついでに同じ大豆製品の豆乳ですが
豆乳は大豆をゆでて皮を廃棄した残り汁です。
イソフラボンも取りたいけど胃腸が弱いなんて
方は豆乳が適しているでしょうね。