以前NHKでハーバードの哲学の公開授業っていうのを
聞いていまして
面白いなと思ったことなんですが


この大学に自分の実力で入ったと思っている人に
手を上げさせまして(たくさん居たぞ~)

その次に、この中で長男長女はどれくらいいるかを
もう1度尋ねました。


手を上げたままの人が圧倒的でした。

この教室の中に長子が圧倒的に
多かったのです。


何を意味するのかと言うと
こちらに入るには、ものすごくお金が居る訳で
普通の財力でこちらに数人子供を入れる余力って
なかなか親に無かったりします。


つまり実力だけではなく(金銭的に余裕がある家庭だったこと)
また長子であると言う偶然が自分が此処で勉強できていると言う
現実を支えているってことを言いたかった訳ですね。


人生は結構運に左右されます。

成功してから、人は必然とかいうけど

そんなものは後からのこじつけだったりもします。


運に左右される人生であるからこそ

人はそういうものの大きさを知り自分のできることの小ささを知り

謙虚になれるというものです。



この大学も最近中国や韓国インドの学生が増えてきた
そうです。


もちろん今までも同じレベルの秀才は居た訳で
それをこの国の経済レベルが上がった事で、こちらに進学した
学生が増えた訳です。

今まで相当数入っていた日本の学生は逆に減少傾向なんだそうです。

新興国からの頭脳の流入による競争激化って訳ですね。

まあそれ以前から経済力が有ったという訳で
それをどうこうしても仕方ありませんね。
追われるものの宿命です。


新興国の人が、こういう大学に入った後
国の為に働きたい。という生徒の感想を良く聞きます。


明治期の日本のように、
自分たちの力が国を興し発展させていけるから
そういう奮い立つ気持ちを起こさせるんでしょうね~


ある意味、うらやましいでしょうね日本の学生にとっては。


それでもね、日本の学生も自分の実力だけではなく
社会情勢やこうした見えない運に支えられているところも
実はたくさんあるんですから
自分の為だけじゃなく
社会の為、せっかくの才能を使って欲しいな~


仕事が無い日本の現状なら、
新しい経済の形や仕組みなりを発見し
事業を起こしてほしい(出来れば日本に戻って)
なんて思っちゃいました。