http://www.nhk.or.jp/professional/2010/1213/index.html

NHKの”プロフェッショナル仕事の流儀”
を先日拝見しました。

今回は日雇い労働者が数多く暮らす山谷で

特定非営利活動法人(NPO)のホスピス、きぼうのいえ
http://www.kibounoie.info/

を運営する山本美恵さんのお話でした。

http://komainu2000.blog89.fc2.com/blog-entry-17.html
色々感動した想いを書こうと思いましたが
こちらがものすごく上手にまとめていらっしゃるので
リンクさせていただきます。

重い鬱の人、重い病気の人、重い人生を背負ってきた人
いじめに有った人、愛されなかった人

人間としての尊厳をきちんと得られない時間が長ければ長いほど
人は自暴自棄におちいり、自己否定するようになっていきます。

そして人からの目に見えない暴力から身を守る為
殻に閉じこもって、人と打ち解ける事を嫌がるようにも
なります。

だからここにいらっしゃる人は不満やわがままが多く、
病院や在宅医療ではスタッフがお手上げだったという人たちも多い
のだそうです。

此処ではそういう人たちも

不満もわがままもその人らしさと言って

厳しい人生を受け止めます。
それも媚びることなく通常に淡々と日々の生活を
色眼鏡無く進めていくのです。

これ、出来ませんよね・・・・
私などこらえ性が無いので、こういう態度に出られたり
子供みたいに接せられるとカチンときちゃいそうです。。

ストレスもすごく溜まりそうですが、
それ以上にプロフェッショナルとして
苦しかった人生の最後を安らかに送らせてあげたいという
プロとして教育された優しさが、そういう感情を留まらせているようです。

また、この仕事から自分の生きる意味をもらい、
この仕事に助けられている
お互い様という感情だからできるんでしょうね。


談話室ではタバコもプカプカ、
ガンなんだからやめればいいのに。。。何てことは
一切言いません。
その人が今までやっていた通りを受け入れてくれているんです。

隣人として、干渉せず、上下をつけず
最後ばかりは少しでも幸せを感じられるのかと思うと
人間社会も嫌な部分ばかりではないですね。