今日バスに乗っていまして

だらだらと続く下り坂を降り切って

交通量の多い幹線道路との突き当たりのT字路で

おまわりさんが交通整理をやっているのが見えました。


何かな?と辺りを見るとおまわりさんが立っている道路の周りに

進入禁止のポールが何本か車線の一部を被い

その先に何十個のものおまわりさんの白いヘルメットが

頭をつき合わせています。


事故?


降り坂で信号待ちをしているバスの右手を見ると

大きな欅の木に白い張り紙がありました。


昨日の日付で、

大型トラックと小型二輪車の接触事故が有った旨、

目撃情報を希望するとの記載でした。


現場検証をしているんだなって解りました。


私が乗車したバスが道路を右折する時


事故を起こしたのであろう、青年が見えました


うなだれて、腕を縛られたように前で合わせていたので

手錠をはめられているのかしらと、びっくりしたのですが

そうではなく

自分の右手で自分の左手首をぎゅっと握り締めていたのです。

自らの手を手錠にしているように見えて

胸がぐっと来てしまいました。


ガードレールには、幾つもの花束が添えられていて

被害者の安否がそれで、明白になりました。


20代と思われる青年、

人身事故で大切な人の命を奪う代償として

自分の仕事を無くし

自分の免許も無くし

自分の将来さえまったく違うものとなってしまうのですね。。。


なんとなく、このあまりに重い現実を考えると

逃げてしまう気持ちにもなってしまったりするんだろうね、

解ります。

だからこそ、普段からそういうときこそ逃げないで人として

なすべき事が出来る頭の訓練もしておかないといけないのでしょうね。


車は凶器にもなりえます。

運転は臆病なくらい慎重にしないといけませんね。