小さな出来事が多少あり
なんとも気持ちがやさくれ立ってしまい、
一人プリプリ状態でした。
この心身の不安定さは
更年期かな?
と思っていたところ、バラぱらっと立ち読みした
婦人公論の中村うさぎさんの記事に引かれて
恥ずかしいけど初買いしましたよ。
エロインじゃないか私。
"閉経した私の欲望はどこに向かうのか”
というおどろおどろしい副題も付いております。
49歳で閉経されたとおっしゃっているので、
ジャスト49歳の私としても他人事ではない。
(まだ大丈夫だけどそうは言っても後1~2年でそうなるんだろね)
私もどこに行ってしまうのか不安になりました。
うさぎさんはおっしゃっていますが、
女性にとってそういう行為は「肉体的快楽」というものも
もちろんあるんでしょうか基本は「精神的快楽」なのだそうです。
「自分が好きだと感じた相手から、
女として承認される快楽であることに気がついた。」
受身の愛ですね、
これは私も良く解ります。
本人はナルシズムの快感と言っているけど
あれれ、うさぎさんは相手を愛する喜びは感じないのかな???
承認されるなら誰でもいいの?
自分がこの人なら、関係を深くしていく
喜びのようなものには関心ないのかな。
中村うさぎさんという方ですが、
ちょっと個性的な方で、
痛すぎるくらい欲望に忠実なのです。
欲望と言う麻薬に魂を売って、中毒になる事で
つかの間の平安を得る女無頼タイプです。
なので、閉経前後の行動も
深夜何かに憑かれた様にセックスを求めて放浪します。
「女である事のアイディンティティの危機に瀕した体が
求められる事で始めて自分の価値が確認できた」、
危険だろう、、、これは、
とびっくりしますが、
自分の事を大切に思うよりもっと
湧き上がる本能が勝っちゃうんです。
ここまで行かなくても、
女性なら女としての価値を探りたい気持ちは
やっぱり解ります。
この後、閉経を迎えるのですが、
そうしたら
「女としての自己確認欲求」が急速に薄れて行きます。
男を主体とする性的自己確認が必要でなくなった。
女としての楽しみは性的なことだけじゃなく
おしゃれとかガールズトークで十分満たされる。
うさぎさんじゃなくっても、年取って
お父さんの世話するより、おばちゃん仲間で
温泉でも行った方が何ぼか楽しい。って言う
のと一緒だね。
閉経はうさぎさんにとって、女と言う固定観念からの
開放になりある意味、楽になったんだと思います。
うさぎさんの欲求はあくまで自己に忠実なんだけど
どうしてここまで何もかも使い捨てなのだか
興味ありますね。
男性も固定された人でなく、あえて使い捨ての人を
選んで関係を深くしていこうという考えは無いようです。
そういうのが怖いんだろうね。。。
男女の深みにはまったら、更年期ごときで
吹っ切れるはずも無いですものね。