49歳から始めるおしゃれの練習

洗濯物を干そうと外を見たら、
ねむの花が咲き始めていました。

(マンションからの景色ですがネムがよく解りませんね実際はこんな花です)


49歳から始めるおしゃれの練習


初夏ですね。。。。


ねむの花は、以前住んでいた自宅の裏庭に
自然に種が飛んできてあれよあれよと言う間に
二階を越えるほどの大きさになりました。


裏に水路が通っていたので、少し前の時期
蛍も我が家にやって来たり、
沢蟹もうろちょろしていたりして、
湿っぽい地盤がねむの木も気に入ったのでしょう。


朝、二階から見ると上に向かって咲く花なので
手に届きそうに、ピンクの花が見えて
蝶やいろいろな虫が集まっているのを見るのが
楽しみでした。


繊細なしべとシダのような葉が南国の植物のようで
ルッソーが書きそうな雰囲気が有ります。


同じく川の側に住んでいた友人は、この木を


魔女の花


と言っていました。


初夏の夕暮れのむんむんとした湿気の中
ほの赤く揺らめくような小さなぼんぼりの花が
浮かんで咲く様子は、確かに魂が浮かんでいるようで
怪しく恐ろしかったんでしょうね、子供心に(笑)


我が家で旅立っていった、猫たち二匹も
この木の根元にお墓を作りました。


ですが、引越しが決まってから
この木が余りに大きくなるので
手が行き届かなくなると、近所迷惑になるなと、
泣く泣く根元から植木屋さんに切って貰いました。


とても寂しかったものです。


それからこちらのマンションに移って

花が咲くまでねむの木があることに
気がつかなかったのですが


ふと外を見たらこの懐かしいピンクの花が
目の前に沢山咲いていて、


なんだか猫たちが忘れないでねと付いてきたように
感じとても幸せな気持ちになりました。