http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100520-00000005-cnn-int
パリ(CNN) フランスのサルコジ政権は19日、
イスラム女性の着衣「ブルカ」や「ニカブ」など顔面を覆い隠す服装を
公共の場で禁止する法案を閣議で了承した。
法案は、違反者に対して150ユーロの罰金や講習会の受講を義務付け、
女性にブルカなどの着用を強制した者に対しては
最大1年の禁固刑か1万5000ユーロの罰金を科す内容。
ブルカ着用を強制するのは「人を隷属させる行為であり、
わが国では容認できない」と指摘している。
ブルカって写真のようなベールです。(本当は目までネット状の編みこみで隠されています。)
びっくりしたな~一つの国の文化習慣、
アイデンティティーを否定するような
法案が通ってしまうなんて・・・・・
イスラム教徒の女性が着用を強制され自由を奪われていることが
法案提出の理由とされているそうですが、
真の標的はブルカを付ける人たちが属する集団、
イスラム原理主義への否定であるのではないかと思われます。
イスラム諸国は表立って抗議行動を起こしていないそうです。
今、イスラム=狂信的テロ組織と考えられている国が多いので
自国がそれと同じと取られて不利益をこうむらないように
我慢しているのだと思います。
確かに非人権的要素もありますが、
そういう衣装にはそれなりに歴史、気候、環境などさまざまな要素によって
培われていったもので、その風土に結構即している服装で合ったりもします。
何もかも恵まれた先進諸国の見方をするには、
違う生きるためのぎりぎりの選択だったりもすると思います。
ブルカがダメなら、日本の角隠しはどうなのでしょう。
やっぱり婚家への従属服従しますよって意思表示が角隠しの由来ですよね。
民族衣装にはそういう封建的考えを現した衣装もとても多いと思います。
角隠しフランスでは禁止、なんて言われたら
文化を否定されるようで悲しいだろうな・・・・・
民族衣装には本来の目的を離れて、文化になっていたりもするのですから。
それを自発的にではなく、優位団体が自分の価値観で押し付けるところが
問題なのです。