6月26日に予定帝王切開。
 
当日朝9時30分に入院、点滴等の処置をされて、午後2時30分より手術。
 
 
夫は上の子どもたちの面倒を優先し、
 
まず朝、産院に送ってくれたあとはいったん自宅に戻ったので、手術までは一人で過ごした、。
 
点滴の針は輸血にも対応できるような太いものなので、
 
血管が細いし痛みが苦手なわたしには、3度もやり直しされたのが、
 
まるで手術の予行練習のようでとてもつらかった。
 
 
手術台はまな板のように狭かった。しかしリラックスできるような音楽をかけていたり、
 
スタッフの方たちがやさしく声をかけてくれるなど配慮があった。
 
他の総合病院から麻酔科の医師が出張で手術にたちあう。
 
開始15分ぐらいで、第三子が無事誕生した。予定通り女の子だ。
 
甲高い声で元気に泣いている。
 
麻酔科の医師が初対面のところを写真をとってくれた。
 
その後、全身麻酔をかけられて縫合される。
 
前2回の手術痕がおなかの中心からずいぶんずれているため、
 
今回で修正していただくように頼んであったが、外来では難しいといわれていた。
 
しかし、今回執刀医が努力してくれたようだった。
 
 
赤ちゃんはその間に父や兄たちと対面してへその緒を切ってもらったり、計測されたりしていたようだ。
 
手術後はすぐ個室の部屋に戻り、母子同室となる。
 
自分では動けないので、授乳やおむつかえはスタッフの介助でする。
 
元気に泣くし、麻酔が切れてハイになっている私もなんだか元気になっている気がしていた。
 
北海道にしては暑い日だったので、自分の汗かと思っていたら、
 
点滴のつなぎがはずれてベッドが水浸しになっていた。
 
逆流した私の血液と混ざってシーツからベッドのマットまでかなり濡れてしまったようだ。
 
 
麻酔にモルヒネが使われたらしく、切れたときに顔から痒くて仕方がない。
 
気がつくとかきむしっていた。
 
 
授乳も頻繁に介助してもらい、さすが母乳推進の産院だ。
 
スタッフの対応もよかった。
 
たまに赤ちゃんがなくときに胎内音のする羊のぬいぐるみを置かれて寝かせられていることがあった。
 
 
予定帝王切開で2週間早く出産しているし、手術で生まれる子は体重の減りが多いらしく、
 
赤ちゃんの体重がかなり減少した。
 
糖水や人工乳の補足をもしやされるのでは?
 
バースプランに医学的になにか必要があるときには、専門資格をもつスタッフに説明をしてもらいたい、
 
としてあったので、IBCLCの助産師による説明をしてもらい、
 
補足物として最優先は搾母乳ということで、メデラ社の搾乳機で母乳を搾り、カップやシリンジで
 
与えることにした。
 
二日目には、赤ちゃんが発熱したので、やむを得ず糖水と搾乳を合わせて15mlにしたものを与えた。
 
上の子どもたちは右乳を好んだのに、この子は左のほうがいいらしく、右をかなり嫌がる。
 
その様子はまるで長男が直母できなかったときに似ていた。
 
傷の痛みや母乳がうまくいかない、夫の態度も気に入らないなど、
 
ブルーはいってしまう。
 
 
食事はレストランでもいいようだったが、歩くのがままならなかったので結局最後まで自室にはこんでもらった。
 
前までの総合病院とサービスが違うのは、助産師さんがマッサージをしてくれたり、
 
リフレクソロジーや、シャンプーブローなどの外注サービスがあったり、
 
完全に個室ということだ。
 
個室だったことで、他の人を気にすることなく過ごせたし、以前より回復が早いような気がする。
 
スタッフの助産師とも話がよくできたと思う。
 
結局、入院を一日伸ばして7日目に退院した。