さて、次は内視鏡室編です。もうお気付きかと思いますが、

私の就職した病院は中規模の病院だったので、

いくつかの部署を掛け持ちで行っています。

 

私の配属部署は、OP室・内視鏡センター・外来点滴室でした。

 

さて今日は内視鏡編。

内視鏡と言うとまず浮かんでくるのは「胃カメラ」「大腸カメラ」ですねウインク

これらが面ですが、他にも「気管支鏡」「ERCP」「肝生検」「注腸」「腹部エコー」

など特殊検査も盛りだくさんでした。

 

内視鏡看護師というと、患者さんの苦痛を軽減することです。

声をかけるタイミングや体のさすり方。検査の説明とDrの介助です。

そしてカメラの洗浄作業。

 

そしてここでは、いかに時間の無駄なく検査を回すことです。

午前中は主に胃カメラでしたが、一人カメラをしているうちに次の人にお薬を

飲ませて注射をします(現在では注射はしていません)

そして、カメラが終わると次のカメラに交換して、また次の患者さんへ

というサイクルをただひたすらにこなすのみです黄色い花

そんな時、途中でトラブルが起きるとたちまちタイムテーブルは狂ってきます。

トラブルで1番ありがちな

 

「一口だけご飯食べちゃったんですけど、大丈夫ですよね?」

ムキー〜!!(あれだけ食べなでって言ったのに、なんで?)です。

そしてDrに聞きに行って、またそれを患者さんに伝える

はい。5分遅れるー⏰こんな方が続くと、時間が押しまくり私たちの休憩時間が

どんどん削られていくのです。

 

私はこの時「説明」の大切さと難しさをひしひしと感じます。

ある時、中年くらいの女性に「朝ごはんは抜いてきてください」

と言ったら、胃カメラ入れてびっくり!

胃のなかに大量の食べ物が写っていました。

私が「朝ごはん抜いてこられたって言いましたよね?」

と聞くと

「だから朝ごはんじゃなくって、ケーキ食べたのよ!」

と、えらくご立腹でした。

 

私たちが常識だと思っていることが、患者さんにとって、または

他の方も同じようには理解してないのだなということがわかりました。

だから説明の時は「胃のなかを空っぽにしないといけないので、水やお茶以外のものは

取らないでください」

と、理由を言わねばならないことを学んだのでした。

 

あとはその人の立場になって声かけをすることです。

私が患者さんを安心させようと

「大丈夫ですよ」

というと、Drに「大丈夫な訳ないだろ!何が大丈夫なんだ!」

と言われました。

 

私は最初、なんだかよくわかりませんでしたが、

これこそが「相手の立場になって考える」です。

この患者さんは、初めて口から太い管を突っ込まれて、強い咽頭反射(吐き気)と

恐怖、に苛まれます。しかも動かないように指示されて…

まな板の上の鯉状態です。

確かに「大丈夫ではない」のです。

 

この時、初めて私は相手の立場に立って接するということを学びました。

 

それからは「体の力を抜いて、ぼーっと遠くを見ておいてください」

「喉のところは辛いですが、そこだけ頑張ってください」

そしてカメラが入ってきたら「唾は飲み込まないで、だらだら外に流しますよー」

「そうそう。力を抜いてー」

と、首と肩をさすりながら声をかける。

カメラが胃まで到達すると

「少しお腹が張って、突っ張った感じがしますが、心配ないですしね」

「検査、順調に進んでますしね。もう少しだけ頑張ってくださいねー」

と、慣れてくると流暢にできるものです。

これまた、とても貴重な学びでした。

 

次回も続く、内視鏡センター編