あおり運転をした男は、あの運転から察するに

普段からそういう行為を繰り返しているのだろうと思った。

 

要するに危険人物だということだ。

 

そのことを伝えるために警察署に行ったのに

鈍感な職員には理解されなかった。

 

僕は通報することは大事なことだと思って警察に行ったので

やるべきことをやったことで、少しは気持ちに一区切りはついた。

 

 

 

話は少し変わるけれど、今年の8月に大阪の富田林警察署から

男が脱走するという、ありえない事件があった。

 

脱走した男は自転車に乗って日本一周やお遍路に扮して、

四国にまで逃走していた。

 

高知県のどこかの道の駅にいた逃走男を見た近所の住民が

不審な男がいると警察に通報していたそうだ。

 

通報を受けて向かった警官が、逃走男に職務質問をしたが

何も不審に思わず、取り逃がしていた。

 

通報した一般の住民は指名手配中の逃走男だとは分からなかったが、

その男から不審な何かを敏感に感じ取っていた。

 

しかし警官は職務質問までしているのに

逃走男の不審さを感じることなく、見抜けなかったのだ。

 

鈍感は最大の罪という言葉があるが、

まさにその通りの実例だ。

 

予兆、サインに気づくか気づけないかで

その後の展開は大きく変わってしまう。

 

あのあおり運転の男が車から降りたとき、

すぐに猛スピードでバックして逃げるという判断が出来たのは

一番最初にルームミラー越しに後方から走ってくる車を

見たときに「こいつはヤバイ」と感じて、警戒していたからだ。

 

常に予兆、サインには気づけるようにありたい。

 

改めてあの事件を振り返ってそう思った。

 

終わり