前回の続きです。

 

 

2曲目の無限未来。




素直に受け止めれば、「未来は無限に広がっている」「これからのPrefumeには、まだまだ、ありとあらゆる可能性がある」というのを現したのが無限未来。
 

 
Perfumeと中田ヤスタカさんが対談した際に、これからのPerfumeについて、
 
想定してないところに行きたい。普通に見えてる流れとは違うことが始まるようなきっかけになるような音楽を作れたらいい。
 
というような事を話されており、その思いがそのまま形になった曲ではないでしょうか。
 
 

今ここに至るまでのPerfumeの歩みが、もう既にそういう「予想外」を体現してきた存在であるとは思うのですが。
 

ポリリズムで世の多くの人に存在を知られて10年程経ち、その一曲だけで消えてしまう事無く、定期的にシングルをリリースして、アリーナでもドームでも海外でもライブをし、安定感のある活動を行っている彼女達に、これくらい、なんて決めないで、まだまだこの先、未来は無限に広がってるよ!というのはある意味、Dream Fighter的な「おしり叩きの曲」であるとも取れます。
 


何をどう努力したら結果に繋がるのかわからない世界、と、いつか何かであ~ちゃんが言っていましたが、まさにその通りで、結果を自分自身ではコントロールする事ができない時の未来の予測、を表現する時に使うMaybe(多分)に含まれる不確定な要素こそが、無限に広がっていく未来の可能性を示しているのだと思います。




だからこの曲のサビは、Maybe so 無限未来=どうなるかわからないからこそ、多分、未来は無限に広がっているのかも。と歌っているのだと考えています。
 
 
最後にSTAR TRAIN。
 


Perfume結成15周年、メジャーデビュー10周年の節目に発表された曲。
Perfumeのこれまでの歩みをそのまま歌ったような曲。
マディソンスクエアガーデンでライブをするんだ、と夢を語った映画、We are Perfumeの主題歌。
 


いつだって今が、常にスタートライン。
 

この曲は、これに尽きると思います。
 


夢をみて、夢を諦めず、そして夢を叶えたPerfumeが歌うこの曲は、同じように夢に向かって努力する人を、誰よりも説得力を持って励まし、応援する曲でもあります。
 
 
以上の3曲で組まれたセットリスト。
 

私なりにこの3曲に込められた想いを考えてみると、
 
これからも攻め続ける気持ちや、求められる期待に応えたいという思い。
これからのPerfumeに期待して欲しい。どうなるかわからない未来にみんなと一緒に行ってみたい。
そこに向かって、私たちはこれからも、走り続けます。
 

という事ではないのかな、と。
 
 
 

セットリストの話から少し離れますが、近年のPerfumeが度々口にする、「求められたら頑張れるけぇ、じゃけ、求めて」という言葉。
私は勝手に、ある種のジレンマを抱えているからこういう言葉が出てくるのかな、と推測しています。



Perfumeとしての活動は楽しい。何もかも、全て楽しくて愛おしくて、これからもずっと永遠にこう在り続けたい。
 

でも。
 


メンバーも今年で30歳。いつ結婚してもおかしくないでしょう。度々、そのような報道も出ています。

もしそれで本当に結婚する事になったらば、私自身は心から祝福します。
結婚したからファン辞めるわ、という人も確かに存在するとは思いますが。
しかしまぁ、もしそうなっても、今のファン層ならばおおむね好意的に受け入れられるのでは、と勝手に推測しています。
 


私が心配なのは、結婚する事ではなく、結婚したことで、今までのような活動が出来なくなる、Perfumeのライブが見れなくなるという事です。

結婚して、その先に、子供を授かる事があれば、女性はどうしてもステージに立てない時期が出来ます。


Perfumeの友人でもあるマキシマムザホルモンのナヲちゃんもこのジレンマを抱え、思い悩んだ末に妊活でライブ活動をお休みし、そして無事妊娠、出産、ライブ復帰し、Perfume Fes大阪公演でPerfumeと共演しました。

Perfumeのメンバーがこの出来事に触れて「じゃあ私たちにそういう時がきたら、どうしようか?」と考えないが訳ないのです。


そして、ファンもそのことでモヤモヤしているであろう事も、よーくわかっていると思います。
 
 
だから、あのセットリストだったんじゃないかと。
 
 
私たちは腹括って攻めてくよ!まだ見たことのない景色に向かって飛んでいくよ!だから安心してついてきんさい!

って事だと思っています。
 
 
まぁ、妄想ですから。
 

だからたとえメンバーの結婚があったとて、これまでと同じペースで、Perfumeを定期的に見れそうです。


とりあえず、2020年までは・・・(笑)