我が家はサンタさんのプレゼントに

子供たちの希望のものをあげることが多いです。

高っ！

って思うものを頼まれたこともあるし

こんなんでいいの？って年もありました。

おウチによっては

子供の希望は聞かずに

親が選択したプレゼントをあげているところもありますよね。

忘れもしない

私が今の娘と同じ5年生だったときのクリスマス。

もうね

サンタさんはいないとわかっていましたが

気づいてないフリをしていました。

当時

学校ではナイキやプーマ、アディダスなどの

ジャージがめちゃくちゃ流行っていて

オシャレ大好きっ子だった私も

欲しくて欲しくて

いつも親に言っていたんです。

ジャージがオシャレかっていうのはさておき…

クリスマスが近くなり

どうしてもサンタプレゼントにジャージが欲しかった私はしつこいくらいに欲しいことをアピールしました。

普段は絶対に買ってもらえないから

このチャンスを逃すわけにいかないしね。

でも親の反応はというと

完全スルー。

そんな親を見て私は

きっと用意してくれてるから

サンタとバレないように

そっけない態度なんだ

と超絶前向きでワクワクしていたんです。

そして

クリスマスの朝

目を開けると枕元にプレゼントが置いてありました。

よし！

と思って見てみると

ずいぶん小さな箱だったんです。

ん？

ここにどうやってジャージを入れたんだろう。

ぎゅうぎゅうに詰めてるのかな。

とまだまだ期待しながらも

8割くらいで

これ、明らかにジャージじゃないよね。。

こんな小さな箱にぎゅうぎゅうにジャージを詰めて

驚かせようなんてそんな遊び心のある親じゃないよね。。

という私もいる。

心臓をバクバクさせながら

箱をあけてみたら

そこにはジャージではなく

一つの目覚まし時計が入っていました。

私ね

あの時の気持ち

今だに覚えてるんです。

簡単に蘇るくらい。

でも

親にそんな姿を見せてはいけないと思い

とりあえずもらった目覚まし時計に喜んだフリをして感情を押し込みました。

悲しくて仕方ないけどそれを出しちゃいけない。

そして

あぁ。やっぱり。

という絶望感。

そう。

どこかでもらえないことはわかっていたんですよね。

親がスルーしていたのは

バレないようにするためでもなく

最初から買う気がなかったから。

そのころからかな。

親に期待するのをやめました。

というか

どうせ私の気持ちはわかってもらえない。

そういう思いが一気に強くなったような気がします。

どうせわかってもらえない。

これが今の私を作ってきた

強い心の癖です。

どうせわかってもらえない

だから早くこの家を出たい

親の世話になりたくない

自立したい

そう思えた出来事はこれだけじゃないけど

こういった出来事が積み重なって

親に対するマイナスな感情をバネに

自分を奮い立たせてきました。

でもさ

今になって思うんですけど

たぶん親は私がそこまでジャージが欲しいと思ってることに気づいてなかったんじゃないかって。

自分ではアピールしてるつもりでも

全然できてなかったんだろうなってわかります。

もともと

何かをねだるってことはする子ではなかったし

ただただ自分の中で

欲しいことをわかって欲しいと

念を送っていただけで

実際に欲しいという行動は起こしてなかったんじゃないかな。

例えば

〇〇ちゃん、プーマのジャージを買ってもらったんだって。

これ、私の中では

私も欲しいのわかるよね？という

最大限の欲しいアピールでしたが

親からしたら

ふーん。。

ってスルーしてもおかしくない。

それなのに

私がこんなに欲しいのに

全然わかってもらえない！

って思っていたりね。

わかるわけないじゃん！

って行動をしておきながら

子供ってこうやって勝手に思い込んで

心の癖を作っていきます。

何故ならそれが成長に必要だから。

でも事実は違ったりする。

そして

この癖

ずっと持っていてももちろんいいんですが

必要無くなったタイミングで緩めると

すごく楽になるんです。

今でも

わかってもらえない！

反射的にそう感じてしまう私も

この癖に気付いてからは

本当にわかってもらおうとしていたのか

自分から行動はおこしたのか

そうやって見直すと

すんなり解決することが多い。

心の癖って

それに気づくことが大きな第一歩なんですよね。

この目覚まし時計は苦い思い出ですが

実は

それから15年以上経って

壊れるまでこの時計を使ってました。

手元にない今でもクリスマスになると思い出します。

ではでは

メリークリスマス。

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