今年1年の世相を漢字一文字で表す今年の漢字が京都の清水寺で発表され、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返したことや九州北部豪雨の災害があったことにちなんで「北」が選ばれました。

今年の漢字は、京都に本部がある日本漢字能力検定協会がその年の世相を表す漢字一文字を一般から募集し、最も多かった字が選ばれますが、今年は、およそ15万3000通の応募の中から「北」が選ばれ、京都市東山区にある清水寺では、森清範貫主が大きな和紙に書き上げました。2番目に多かったのは森友学園や加計学園をめぐる問題や政治家の不祥事など政治に絡む問題が相次いだことなどから「政」、3番目には北朝鮮情勢で世界が不安定になっているなどとして「不」が選ばれました。

協会によると、「北」が選ばれた理由としては、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返すなど北朝鮮の動向に脅威と不安を感じた年となったことや、九州北部豪雨の災害で福岡県朝倉市や大分県日田市などで大きな被害が出たこと、それに大谷選手の大リーグ移籍や早稲田実業の清宮選手の入団など、北海道日本ハムファイターズに注目が集まったことなどが挙げられてます。

今年の漢字は、阪神・淡路大震災が起きた1995年(平成7年)から始まってます。