セネガルチームの研修が終わってない時に、新しくマレーシアチームがやってきました。



義肢財団(超個人的)日記

女性が2人、男性が6人の総勢8人。20~40代の若いチームです。


軍人さんで7人中6人が義足をはいているセネガルチームとは違って、マレーシアからは、クアラルンプール大学のエンジニア達です。 義肢装具が専攻ではないのですが、人間工学やら、機械のエンジニアリングなどを専攻している人々。


財団のドクターたちも「彼らは大学を出てるから、気を引き締めて臨まねば」と緊張気味でした。



初めの一週間は座学で、解剖やバイオメカニクスや義足の基本情報などを勉強した後、二週目から下腿義足の製作にかかりました。



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二週目の頭には、クアラルンプール大学の事務局長さんがわざわざチェンマイまでかけつけ、調印式のような式典が執り行われました。


クアラルンプール大学と義肢財団の間で、大学職員を4ヶ月派遣して、義足の製作過程を学ぶ研修を行う。研修の後には大学に義足ワークショップを開設する、とかそのような決まりごとが書かれているようです。




マレーシアチームが一つ目のソケットを作ったのを見て、4ヶ月前のセネガルチームのしっちゃかめっちゃかだった「ナンダコレ」なソケットに比べ、きちんとモノになっているのに本当に驚きました。



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こちらの女性陣2人の方が、他の男性陣より圧倒的に作業が早かったです。それもビックリ。




理解も早いし、セネガルチームよりかなり早いペースで研修を進めることができそう。



でもそんなことは大きな声では言えないので黙ってました。


先輩のつもりで後輩のマレーシアチームを指導してあげてるセネガルチームの姿もほほえましいものがありました。

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研修を始めたばかりのマレーシアチームを指導するセネガルチーム




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義足をはいてるセネガルチームがマレーシアチームの練習の相手に




セネガルチームの最終日であり、マレーシアチームの二週目にあたる16日(金)に、歓送迎会が開かれました。


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タイ、セネガル、マレーシア、日本(私一人だけ)と多国籍なパーティーを楽しみました。



マレーシアチームのみなさん、これから12月まで研修がんばりましょう!