まず、ささえる医療とは? を紹介します。
アマゾン では。
記載内容は読者の感想を集会します。
日本の医療に関する様々な問題が取り上げられていて非常に勉強になった。著者が健康のこと、地域医療のこと、死生観のことを真剣に考えていることが伝わってきた。「何かあったら先生どうするんですか」と言うけれど、必ず何かあります。病院に入院したって120歳まで生きられるわけじゃない。病院が健康を保障するわけではなく、本人の健康意識の問題である。今の日本人の健康観に対して真っ向からぶつかっていく著者の意見は説得力があり、共感できた。
以下、特に印象に残った話を要約して抜粋。
救急医療
救急は本来病気にならない人がなっちゃった、アクシデントでなったものであり、高齢者の救急はあるのかという話。高齢だと何か必ずあるんだから救急扱いするな。家族が何かあるまで話し合いもせず責任放棄をしておいて、何かあったときだけ駆け付けて何が救急だってことだ。
キュア(戦う医療)からケア(支える医療)へ
昔は病気といえば感染症だったから、病院に行けば治って帰ってきた。
ところが、高齢化が進んだ今の日本では相手は寿命だから勝てない。介護やその人の最後の時間を大事にするって視点で医療に取り組む必要がある
在宅医療と生活の質
生活面を主流にするのが在宅医療、医療つまり治すことを主流にする場が病院。医療の現場に生活を求めるから失敗している。病院は病気を治すために一時期いる場所であり、末期の人は病院でやることは何もない。生活を重視して、生活の質を問いかけているのが在宅医療である。
これを大変効果があると見るか、データの読みが甘いか。と分析するかは。
さて、幾つかの分析を紹介します。
好意派は、
病院がなくなっても幸せに暮らせる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ
データへに懐疑派
夕張式医療崩壊のススメ、期待してるけど、精査が必要
データの読みへのさらなる反対派
「病院がないほうが死亡率が下がる!」の関連資料を読んで
同じ事象でも何を見るかによって、非常に意見が違います。
さて、今回はあなたはどう判断しますか。
私の意見は、村上医師の熱意と改革する意識は、非常に優れています。
多分、ここまで器の大きい方は、そんなにいないと思います。