学生のときには

週2で食べていた。

ライスは中盛りか大盛りで。

早稲田のカレー屋といえば

ここ

メーヤウ!


ポーク中盛り、がいつもの、だったわたし。

そのとき働いていたおばちゃんは顔見知りで

「いつもの」で

でてきたものだけど


社会人になってから

おばちゃんをみることはなくなった。


だけど!


今日は31日ハロウィン特別

パンプキンカリー500円企画でにぎわっていたせいか


ん・・・?


見覚えのある顔が。


あちらもそうおもったしく


お互い顔を見合わせ


「おひさしぶりです~」


特に名前もしらないのだが

長年通っただけあって

覚えてくれていた。


当時のいつもの、とはちがった


ダブルカリーで


ポークとグリーンが定番だが

今日は

ポークとレッド


ライスは少なめで。


マンゾク。


帰りは

神楽坂から歩いて

タリーズでココアを飲みながら

鬼平犯科帳を1時間よんでから


おうちへ。


ん・・・?


テーブルのうえに

あたらしいPCが・・・


うすーーーい

アップルちゃんノート。

相方が

水曜にみにいったばかりだというのに

もう手に入れてしまったのか・・・



いつまでたっても女は女である、

と女流作家の小説がいつもいつもテーマとしているその内容。


女房に色気を感じなくなった夫の浮気、

旦那との不一致からふとしたことで出会った年下男との情事

などなど

そのへんの小説は話題にことかかず、

それなりの購買層を得ている。


それだけ

不倫や浮気なんていうものが

絵空事ではなくて

日常茶飯に共感しやすいものだということ。


実際に

そうなるかならないかは別として。


保育園に預けている子供がいて、

仕事もばりばりこなす

先輩が


同じく子持ちの

管理職と

交わしている秘密の会話をきいてしまった。


「声までは把握してないから」


「ごめんなさい 今日は携帯わすれてしまったの」


内容はよくわからないが

携帯番号なんて交換しているようにはみえない

二人。


かかわっている仕事は別で

二人のからみなどみたことはないのだが。


ぼんやり乗った

電車のなか

そのできごとを思っていた。


隣に座った老婦人が

読みふける文庫の文章が

ちらり目に入る。


『・・・そうして依子は衣服を脱ぎ捨て・・・』


『熱い快感に・・・』


思わず

盗み見てしまったことに

ばつのわるさを覚えた。




旅行にいくと

楽しそうに話している彼女をまえに

ふうん、と

気のない返事をする。


そこはまえに訪れたことがある場所だけれど

そこに2泊する予定だという。


忙しい、と言いながら、

旅行にいく暇はあるんだ、と妙に空々しい気持ちになる。



お互いさま、なんていやな意味で使いたくはない言葉で

自分を納得させても


大事にはされていない、という

あたりまえの事実に傷ついている。


そして。

旅行から戻っただろう

その日に

連絡がくる。



旅行から

帰ってそうそうの連絡。


それだけで想像していた濃密な

彼女との旅行の時間が

打ち消されていく。