海の写真、見せて!

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昭和の頃のお話しです


子供の頃は毎年どこかしら海水浴へ行きました



小学3年の夏は呉市の倉橋島へ



桂が浜

お父様は
海水浴場にあった貸しボートに

妹達には内緒で私だけを乗せてくれました



私だけ初めて乗るボートに
ドキドキ ワクワク


元ボート部のお父様は
どんどん沖へ沖へ


浜にいる妹達の姿も判別出来なくなり


海の色は青から黒へ



お父様はどこまで行くのだろう
不安な気持ちに




随分沖へ来た所で



はい、ここから
泳いで帰って


びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり






ボートから下された






プールと違い

泳いでも泳いでも進んだ感じがわからない




暫くするとボートのお父様から






この海はフカ(鮫)がおるけー
早よ泳がんとーーー








来るよおー





海は冷たくて暗くて

サメが来るかも知れない



恐怖で がむしゃらに泳いだ











途中
力尽きた頃浮き輪が投げられた

浮き輪を体を通して泳ぐも
波の抵抗で更に進まなくなる

浮き輪は外し押しながら進んだ



どれだけ泳いだか
疲れて過ぎて恐怖心は無くなった




浜辺の人影が認識できる所まで来たら


少し元気が出たが

まだ距離は遠い





また暫く泳ぐと



海は青色になり
海水も暖かくなってきた



ここまで来れば安心


サメに食べられんで済んだ








砂浜に着いた時には足の感覚が無く立てず

打ち上げられた漂流物の様になっていた所へお父様が




よう泳いだねー
今日の事は(妹達に)内緒じゃけ🤫



立てない私を置いたまま


ビールを飲みに行ったのであった(笑)



チーンチーンチーン


20年後日談
父も祖父から教わった方法で
昔の人はそうして泳ぎを覚えたとの事

しかし私の子供の頃でも
海水浴場には
ロープがしてあったので当時でも
沖での遊泳は禁止だったと思われる



末妹の頃にはスイミングスクールなんぞ出来てね




時代は変わりました(笑)







おしまい波






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本日、ニュースで



児童文学作家の那須正幹先生が
お亡くなりになりました





ドラマや映画化もされ
人気シリーズに



私の青春を過ごした町
お話しのモデルになっていた事
随分後から知りました

あのお店のおじさんがモーちゃん
このお見せのおじさんはハチべい

知人からは
クラスメイトのこの子は私なのよと
本を見せられた頃も








花山デパートのモデルのビルも建て直しで
無くなり



寂しくなりますね



ご冥福をお祈り致します