PSO2〜船の天使〜オリジナル小説

PSO2〜船の天使〜オリジナル小説

PSO2のオリジナル小説を書いていきます。
文才もなく、自己満で書いているような小説ですw

執筆指導や誤字脱字、表現の二重化などの指摘は喜んで受け付けてますb
PSO2を知らない人にもわかるように書いていくつもりです。

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市街地

哀華「落ち着いて避難誘導にしたがってください!」
アフィン「走らないで、足元にきをつけてください!」
新人アークスでは市民達を安心して誘導することもできず、2人は力不足を痛感した。
***「戻らせて!娘と息子がいるんです!」
誘導をしていると、泣きながら押さえつけた手を振りほどこうとしている女性がいた。
ただ事ではないと察した哀華は女性の元へ走っていった。
哀華「どうしたんですか?」
***「ダーカーから逃げる混乱の中、娘達とはぐれてしまって…。ここの一時避難所に着いてから周りの人に聞いたら、親を探しているらしい小さな子供2人がダーカーから逃げる際につまづいてしまって、逃げ遅れていると聞いて…。」
女性は哀華に泣きながら話した。
哀華「それなら、私が探しに行きます。お母さんは安心して第二避難所でお子さんを待ってて下さい。」
***「でも貴女は新米のアークスなのでしょ?あのダーカーに立ち向かえるの?ろくに避難誘導もこなせないくせに!」
哀華は反論出来なかった。
それは市民たちが安心して誘導に従ってくれた訳では無いということだった。
そして、自分達の誘導に来たのは、素人目から見てもわかる新人アークスたった2人というのも事実なのだから。
哀華は自分の力不足を痛感した。
しかし哀華は子ども達をいち早くダーカーの恐怖から解放してあげたいと思った。
それは誰よりもダーカーの恐怖を知っているからであった。
哀華「救助は早い方がいいに決まっています!お2人は私が命にかえても連れてきます!」
哀華は言葉を振り絞り、返事も聞かずに探しに行ってしまった。


ビルのガラスは割れ、コンクリートの破片は道路に落ちていたりと荒れ果てていた。
今まで平和に過ごしていた者の平穏すらも奪ってしまう。
そして今また2つの小さな命を奪おうとしているダーカーを、哀華は許せなかった。
哀華が探していると、3匹のダガンを見つけた。
その先を見ると、角に追いやられた2人の子供を見つけた。
子ども達は怯えて動けなくなっていた。
哀華は走ってダガンの前に立ちはだかった。
哀華「怪我はない?」
少女は黙って頷いた。
哀華「そっか。もう大丈夫だからね。」
哀華はダガンに向けてロッドを構え、フォトンを集中させた。
哀華(フォトンの形質を変化させる。創造するは…炎。あの憎きダーカーを焼き尽くす業火!)
哀華「フォイエ!」
哀華の声と同時にロッドから大きな炎球が飛んだ。
その火球は残像を残しながらダガンに飛んでいった。
しかし、ダガンはいとも簡単に避けてしまった。
哀華(テクニックがあたらない!?これだと手の打ちようが…。)
自分達を仕留められる火力を有する哀華を敵と優先すべきと思ったのか、ダガン達は標的を哀華に変えて襲ってきた。