昨日、札幌市に戻ってきたけど、寒い!

年末年始の秋田が例年に比べて暖かかったせいか、札幌の寒さが身にこたえる…

 

北海道新聞に札幌市の人口減少対策が思うようにいかないという記事がありました。

人口減少対策といっても、20代の道外への転出超過数を減らすということで、今のところ秋田の人口減少より深刻な問題ではない。

札幌市の人口は現在195万人、合計特殊出生率が現状の1.1で推移した場合、60年には143万人に減少すると予測されている。

秋田市の人口は現在31.6万人、秋田市は実のある人口減少対策を早急にするべきだ。

いつまでたっても結果が出ない施策を続けていては、これまで以上にじり貧になってしまう。

本当にどういう考えを持っているのか担当者に聞いてみたい。

人口減少にはいろいろな要因があるだろうが、一番は「雇用」だと考えている。いくら秋田に住みたいと思っていても、県外に出たくないと思っていても、肝心の仕事がなければ生活できない。なぜそれに気づかないのだろうか?気づいているのに何もできていないのであれば尚更悪い。

雇用の施策をする者が、雇用の心配が必要のない公務員であるという笑い話。

「雇用」が今年の秋田市長選の争点になってほしいと思う。

そして政治家のこの言葉

「人口が減ったって、豊かさを求めよう」

これはいったいなんなのだろうか。

豊かさの基準は何ですか?

どうなれば豊かなんですか?

基準は誰が決めるんですか?

 

やっぱりまずは雇用ですよ。雇用の機会が増えれば人口減少に歯止めをかけることができ、所得が増えれば生活は安定するし、秋田市に入る税収も増える。税収が増えたら子どもたちや高齢者への福祉を充実させる。

そして生活が安定してこそ豊かさを感じることになる。

今は順序がおかしい。

まず福祉。

当選するためにはまず福祉の拡充が必要なんだろうけれども、それでは強い財政基盤が作れない。今に投資するのか、将来に投資するのか。

将来に投資する英断をしてもらいたい。

 

それにしても、秋田の問題を直視せず、挙句の果てに「豊かさ」というような抽象的な言葉を持ち出して、県民や市民の批判をかわそうとすることは政治家としての感覚がどこかずれていると思う。

いや、確実にずれている。